シドニーの誇れる世界遺産、The Blue Mountains へ!ナビゾーが軽快な日本語ガイド兼ドライバーのツアーバスで行ってきました!
シドニーから西へ約70km。シドニーから電車で2時間、車でも約2時間かかるという場所にあるというブルーマウンテンズ The Blue Mountains。
西暦2000年に世界遺産となった名所だから、やっぱり一度は見に行ってみようと、シドニーのツアー会社「Tour Land」へ相談に行ってみました。ブルーマウンテンズは電車でもアクセスが可能とのことなので、電車で行くのはどうでしょう?と聞くと「本数もそんなに多くないですし、バスよりも早く着くわけでもなく(所要時間は2時間)、しかも駅からまたさらにバスに乗り換える必要もありますし・・・」とのこと。
一日のんびりするならいいかもしれないけど、こちらも忙しい身・・・できたら効率よく回りたいと、ツアーの申し込みをすることに決めました。しかも英語の解説では分かりにくいので日本語ツアーのほうにチャレンジ!すると「Tour Land」で「日本語ツアーですとこれになりますが・・・」と出してきたのが「Jackさんの楽しい日本語ツアー」のパンフ。ふーん、オージーの解説する日本語の案内も悪くないかも、と思い、参加することに。するとナビの行く日はブルーマウンテンズ半日ツアーしかないとか。ハードな日程になりそうですが、朝7時、ホテル前に迎えに来てくれることとなりました!
7:10 早朝、生Jackさんに遭遇!
朝、ホテルの外に出ると、すでに「Jackさん」のロゴが入ったバスが待機していて、車から出てきたのはパンフにも出ていたオーナーのJackさんではないですか!つい握手を交わしてしまいました。
「でも、今日僕は別のツアーね。だからブルマンにはJamieが案内するよ」とのこと。このJamieさん、宮崎など日本にも長く住んでいて、日本語はバッチリ。「今日はJTBのツアーへようこそ。あ、Jacksan Tanosii Blurmountain tour の略ね」「私ね、日本人のお客さん大好き!だって、車の中ですぐ寝るから」と軽口もポンポン飛び出てきます。あ、明るいガイドドライバーでよかった。
数ヶ所で参加客をピックアップしたら、12人乗りのバスは満員!日本語ツアーなので、もちろん全員日本人。
Jamieさん、高速道路に入ってからさっそくヘッドホンを耳につけガイドを開始。「えー、このパンフレットの○ページを見てくださいね」と運転しながら、器用に解説。もうすっかり慣れてるんですね。
8:30 Jackさんしか行かないスポットにお立ちより
高速道路を40分ほど走ったら一般道に出て、だんだんと緑深い場所に入ってきます。あまり高い山などはありませんが、広がる大地はまさしくオーストラリア!
鉄道の路線が見えてきて、道路と並行して走行。そのうち、Katoomba 駅に出てきました。ここがブルー・マウンテンズ鉄道の拠点になっている駅。この駅を通り過ぎてしばらくして Jamie さんが「ちょっと、フツーのグループがいかないスポットへ立ち寄りますヨォ~」といい、砂利道の中を入って行きました。断崖絶壁の岩の上。向こう側にははるかに森林が広がっています。
9:00-9:30 Echo Point でスリーシスターにご対面
次に訪れたのが、エコーポイント。ここはかの有名なブルー・マウンテンズの紹介の挿絵として必ず使われる3つのボコボコっとした岩、「スリーシスター」が最も美しく見えるポイント。うーん、確かに広大だ!が、ナビが行った時はカンカン照りのお天気だったのに、スリーシスターさんは逆光で日陰になってしまっていたのでした。ザンネン。もし完璧な姿を写真に収めたい方は午後を狙ってくださいね。
「ブルー・マウンテンズ」の語源は、ユーカリの葉から蒸発した物質が大気中で青ずんで見え、この谷一帯が青みがかって見えることからその名がついたのだそう。青く見えるのは時間的に明け方だと思うのですが、もうすでに陽が高くなったこの時間は一面の緑色、でした。
このエコーポイントには、ツアーインフォメーションセンターがあって、ブルマンの宿などをたっぷり紹介してました。
9:40 Skyway でカトゥンバの滝をまたぐ
10人以上も参加者がいるというのに、やっぱり時間には律儀な日本人。遅れる人はほとんどいません。また少し車で行くと、ロープウェーの駅。
この下が滝になっている、というので乗ってみました。で、このSkyway、下がアクリル張りになっていて、谷底が見えるしくみになっていました。
滝の流れは時期的にか、あまり豪快には感じなかったのですが、谷を渡る珍しさで一同ワーワー騒いでいる間に、あっという間に向かい側に到着。乗車時間、わずか3分ほどでした。
10:00 Railwayで森を駆け降りる!
そのゴンドラを降りるとカフェやショッピングエリアも兼ねたシーニックワールド。
3つの乗り物の共通チケット。改札でバーコード認識させます。
ここには先ほど乗ってきた Skyway のほか、Railway、Cableway の3つの乗り物がありましたが、私達グループは共通チケットを買って入場。2つめの Railway というのに乗って、峡谷の下へ降りることに。
それがまた、ものすごい傾斜。60度くらいあろうかという傾斜を一気にトロッコで降りるのです。ケーブルが切れないかと心配症のナビは気が気ではなかったのですが、急坂を下って1分もたたないうちに到着。みんな冷や汗。
10:40 遊歩道をのんびり歩いて、ケーブルカーで戻る
そこからは自然木を敷きつめた歩きやすい遊歩道が続いていて、森の中を散策。もともと、このエリアは炭鉱として栄えたそうで、その名残が道々紹介されていました。さらに20分ほどあるくと別のケーブルカーのターミナルに到着。これに乗ってまた先ほどのシーニックワールドの入口に戻りました。この施設内は1時間以上のウォーキングコースが設けられ、野鳥観察などが楽しめるので、時間のある人はゆっくり過ごされることをオススメします!
11:00-11:30 山間の美しい街Leura
短い間ですがブルマンの森を実感した後は「Leura(ルーラ)」という街で一息ついてゆくことになりました。30分の自由時間で、小さなかわいらしい商店街をのぞいてみましたよ。
13:00 Fish Market Rocks などで解散
いやはや、ほんとうにブルー・マウンテンズを半日で巡るのは、たいへんハードな日程だとは感じましたが、シドニーの市内に到着したのはまだお昼を少し過ぎたくらい。まだまだあちこちにいける時間が残されているのはありがたかったですね。ほかの日本人たちは休日だったこともあり、ロックスのウィークエンドマーケットに行ったり、フィッシュ・マーケットで降りて行ったりしました。ナビは「まだ時間も早いから、タロンガ動物園でも行ってみるか」とサーキュラー・キーで降ろしてもらいました。
日本語ツアーで正解!
言ってみれば、ぜんぶお膳立てされた「超お気楽ツアー」だったわけですが、なんといってもガイドさんが観光地以外のこと、たとえばオージー気質とか、今のオーストラリアの事情とか、いろいろと見聞が広がったことが、日本語ツアーならではだったかな、と感じました。英語ツアーだと遠慮がちになって、なかなかフツーに質問したりできないですものね。しかも周囲はいろんな人種の人が参加しているのですから。なので、日本人ならではのムードの中、ほかの参加者ともお知り合いになれるというのもいいものだな、と思いました!
以上、ナビゾーの日本語ツアー飛び入り参加レポートでした!
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2008-04-30