地元中国系の常連客でいつもにぎわう、シティのフードコートとは違う「全エスニック」な店舗網とお値打ち感にハマります!
こんにちは!シドニーナビです。一人旅で食事をする場合の強い味方、フードコート。シドニー市内にもフードコートはあちこちにありますが、異彩を放っているのはなんといってもチャイナタウンのフードコート。それぞれのお店には料理のパネルがギッシリ。あんまりオシャレじゃないです。でもそのカジュアルがとっつきやすいところ。それぞれ料理に番号がふってあるので番号を示して注文でき、指さしタイプで分かりやすいです。考えるにシドニーは世界中の移民が集まってくる所なので、言葉が分からなくても注文できるようなシステムになっているわけですね。
中華やエスニックをよく通じる人なら、それぞれ「マレー系」「インドネシア系」「台湾系」「広東系」など微妙なメニューの違いがわかるはず。でも慣れない人はそのメニューの写真のド派手さに目が回ってしまうかも。
またお気付きと思いますが、こちらのフードコートのお値段、どこもA$5~10と結構リーズナブル。こんなところも地元のチャイニーズたちの台所たるゆえんかも。
とりあえず、ひとつのフードコートに入ったら一周ぐるっと見て回り、写真でおいしそうなのを選んで注文してみましょう!
キラリと光る、主人の個性!
何軒かお話を聞いて分かりましたが、このエリアのフードコートに入っているオーナーさんはほとんどが移民組。ベトナム料理屋さんでは「20年前に逃げてきた」など身の上話を聞かせてもらうなど、ストーリーを持ったお店もたっぷり。お店もチェーン店ではなく、個人経営が多いので、ホントに個性たっぷりです。
規模が大きいのは、3つほど
チャイナタウンはディクソン・ストリートDixon St.を中心に広がっていますが、レストランの多さは際立っています。フードコートも、そのDixon St.とサセックス・ストリートSussex St.を挟んだエリアに「Dixon House Food court」「Sussex Center Food court」の2つのフードコートが、またハーバープラザの地下に小さいフードコートがひとつあったりします。客層と込み具合で比較すると、ローカル中国人にいちばん支持されているのは、なんといっても「Dixon House Food court」。ビルの2階にある「Sussex Center Food court」は地下の「Dixon House Food court」が社員食堂ぽいのに比べ、広々していて長居するにはこちらがいいかも。では、おススメの店などを見ていくことにしましょう。
「Dixon House Food court(徳信大廈)」
Dixon St.の中間地点の小さな路地。そこがLittle Hey St.。そこの角のビルの地下にあります。客層の9割以上がチャイニーズで、食事時間を外しても食事できます。
こちらのお店の数はだいたい16軒くらい。ドリンク屋さんも入っています。
「可口台南小吃」
台南風の美食を用意し、シドニーの中でも庶民的な台湾家庭料理が味わえる、かなりレアな店。お店も端っこにあるのでわかりにくいですが、チマキや油飯、おかずの数々はまさに台湾の味!
「北方風味屋」
中国北方風の麺や、水餃子、焼き餃子などが食べられるお店。焼いた餃子が美味しそうなのでナビも食べてみましたが、ニラの味がガツンときいていて、いかにも中国風。多分蒸したものをさらに鉄板で焼いてあるようでしたが、焼き立てのパリパリ感はなかなかのもの。
「馬記麺館」
ラクサにはまっている人、ここのは安いのでA$5.8!リーズナブルです。
「百厨匯」
いつも列ができている、こちらのフードコートの中でいちばん人気のお店。休憩時に主人に聞いてみると「量が多いのがいいのかな」。人気メニューは28番「川椒海鮮」、39番「洋葱牛」、49番「姜葱魚片」、26番「蒜茸蝦」なんだとか。シーフードも、バーベキューもバランスよくメニューに取り入れているのが魅力のようです。
営業時間 10:30-20:30(年中無休)
「Sussex Center Food court(建徳大廈)」
こちらもDixon St.とSussex St.の中間にあり、エスカレーターをあがったLevel 1がフードコートになっています。こちらはコロッケ屋さんや和食のお店、韓国のサムゲタンのお店もあったりして、けっこう幅広いですが、やはりメインは中華料理。
日本+韓国の洋食を混ぜたお店や、マレーシア発のラクサのお店もありました。
こちらはコロッケを中心にカツ丼、カツカレーなども用意している、日本人のご主人が開いているお店。「すべて日本風です」で、すき焼きコロッケ、ビーフコロッケが人気だそう。
ベトナム料理店。「ベトナムナビもあります!Vietamese food NO.1!!」と絶賛すると、喜んでくれました。
こちらの鉄板焼きのお店では見た目もおいしそうだったので、ステーキを食べてみました。それがホントに大きい!ちょっとカタかったですが、立派なオーストラリア牛を、このフードコート内で食べられました。
営業時間 10:30-20:30
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2008-04-30