小さいながらも歴史、自然、グルメと3拍子揃って満喫出来る貴重なビーチ!
こんにちは、シドニーナビです。今日はノースエリアの知る人ぞ知る、くつろぎビーチへお連れしましょう!シティからバスの便が限られていますが、この不便さ故自然も多く残っており更なる魅力へとつながっています。
シティ(WynyardスタンドA & QVBスタンドD)から244番のバスで約40分、終点のChowder Bayにて下車。平日の限られた時間しかバスが運行していませんので、往復とも時刻表をチェックしてからの行動をお勧めします(いざとなったらがんばって毎日バスが運行しているバルモラルビーチまで45分近くかけて歩きましょう!)。
まずは簡単にチャウダー・ベイの歴史をご紹介しましょう。
元々は数千年以上に渡りアボリジニが漁や狩猟を営んで暮らしていたこのエリア。1815年にマッコーリー総督が彼らのために区画整備した農地を作り、アボリジニの代表キング・バンガリー氏に奨めるも生活スタイルの違いからそれを受け入れることなく、結局アボリジニはこの土地を去ってしまいました。
その後1801年にフランス軍の攻撃を懸念して最初の要塞を作って以来、 1870年代には大砲などの武器倉庫となり、第一次世界大戦中は軍事病院、第二次世界大戦中は新たにな武器庫として200年近くに渡って軍用施設となっていました。
2002年にハーバー・トラストによって軍用地から公有地に変換し、現在は一般市民の憩いの場として慕われています。
海を一望できる芝生エリアからの景色は、かつての動乱が嘘のように穏やか。 敷地内にはレストラン、カフェとキオスクなどの飲食施設以外に、学習施設として、“Sydney Harbour Wooden Boats”での木製ボートの造船見学や、“SIMS(Sydney Institute of Marine Science)”にて毎月第一金曜日の朝10時に”Marine Science Open Day”として、海洋研究施設の一般公開もしています(要予約02-9969-2664、www.sims.org.au )。
トイレ、シャワー、着替えエリアが完備されているので、水遊びも安心です。
大きな日よけ付きのプレイグラウンドがあり、安心して子どもを遊ばせることができます。芝生エリアのClifton Gardensではピクニックを楽しんで。