スペイン料理レストラン通りへ行こう

スパニッシュの食材を扱う雑貨店、レストランが集まるエリアに密着!週末にはフラメンコのパフォーマンスもあり!

こんにちは!シドニーナビです。中国人がチャイナタウンを作るように、外国からの移民者たちは独特のコミュニティを持つもの。スペイン人移民も少なくないシドニーでは、リバプールストリート沿いにスパニッシュ料理店が並んでいます。際立った自己主張はしていないのでナビもしばらく気がつかなかったのですが、知人にすすめられ、あらためてゆっくりと一軒ずつのぞいてみると、店内はラテン風の店員さん、陽気なコックさんたちの熱気で満ちていました。
聞いてみると、いくつかのお店では週末の夜、フラメンコのパフォーマンスも定期的に見られるとか。ということで主だった店をいくつかご紹介しましょう。
食材店のサンドイッチがウマイ!
はじめは昼前に行ったので、まだレストランのほうは本格的に始まっていないよう。そのかわり、店先にソーセージやハムがぶら下がる雑貨屋を発見。入ってみることに。すると輸入物のトマトの缶詰や調味料がずらり。さらにワインの品揃えがふつうのボトルショップと違い、どうやらスペイン産のものを中心においてある感じ。興味津々で見回していると、親切そうなおじさんが「ここの店のハムは最高だよ!」とウインクで激賛してくれました。
レジのところでは、ハムなどをスライスして包んでくれるので、ほんと地元の市場感覚で買いやすい雰囲気。ここではテイクアウト用のサンドイッチも販売しているようなのでナビもさっそく購入、公園で食べることに。これがなんともオイシイ!ファーストフードなどより絶対こっちのほうがおトクで良いと思いましたヨ!
左がアボカド入りのハムサンド、右がサラミ&トマト。パンも選べます!

左がアボカド入りのハムサンド、右がサラミ&トマト。パンも選べます!

昼の顔と夜の顔
さて、レストランのほうに行ってみると、なんだかお店の前でがやがや人が集まっています。常連さんなのかな、「何かショータイムでもあるのですか」と聞いてみると、「週末の夜にあるよ」とこれまた親切なお答えが。もう何十年も前にシドニーに移住してきてすでにリタイヤした方たちだそうですが、この店を昼間の集会場にしているようです。
その名も「The Spanish Club」。古そうなお店です。

その名も「The Spanish Club」。古そうなお店です。

こんなふうに開店時間まで仲間と「男の井戸端会議」。これがラテンモード?

こんなふうに開店時間まで仲間と「男の井戸端会議」。これがラテンモード?

「Capitan Torres」も開店準備の慌ただしさの中にありましたが、割と気軽に店内を見学させてくれました。クラッシックなレンガ造りの入口、荒削りなウッドテーブル&チェアーがカントリー風。
カウンターには新鮮そうな食材がならべられています。

カウンターには新鮮そうな食材がならべられています。

昼間にちょっと一杯、という人もいるようです。

昼間にちょっと一杯、という人もいるようです。

そして、向かい側の「Casa Asturiana」に入ってみると、こちらは、2階、3階と、席の多い店でした。このお店は、上の階が広々としていて、モダンなインテリアになっているので、おすすめ。こちらも、金・土の夜からフラメンコのパフォーマンスあり。
そして「Latin Night Club」との看板をみて入った「La Campana」も、週末は夜な夜なDJが入ってのショータイムがあるとのことだったので、パフォーマンスは後日まとめて訪ねることに。
それにしてもこの通りの人たちのサバけた独特のフレンドリーなムードにはスタンダードなオージーと比べて毛色の違いが感じられ、ちょっとした新鮮な驚き。どこのお店に行っても見ず知らずの東洋人ライターであるナビになんのてらいもなく「撮影?いつでも来てくれ!」みたいな受け答え。一様に胸のすくようなラテン系パッションに、気持ちも軽くなります。
フラメンコのパフォーマンスをはしごで見物!
さて、週末の夜。ショータイムがあるというお店に3軒、連続してまわります。一軒目は「The Spanish Club」。時間は夜8時過ぎ。レストランはショータイムに合わせてか、すでに満席状態。フラメンコダンサーがひとりとギターが1人という、典型的なタパス風の演出で、ベテランらしき女性のステップが妖しげな魅力たっぷりでした。
2軒目が向かいの「Casa Asturiana」。時間が上の店と重なっていたので、途中参加ですが間に合いました。こちらはステージ自体は特に設けず、席と席の間のスペースを使ってのフラメンコショー。2人の明るいドレス姿の若いダンサー(南米などから来たダンス学校の留学生もいるようです)が主役。フロアごとにステキなステップを見せてくれました。
最後は「La Campana」。こちらはクラブ風で営業時間も遅く、ショーの時間も10時を過ぎてから本格的となるそうなので、サングリアを飲みながら待機。この日はパーティーモードで100人くらいのグループが既に飲み食いして賑わっていました。そのうち、ステージが明るくなって、パフォーマンス開始!
舞台も広くライティングもちゃんとしていたせいか、パフォーマンスも本格的な感じ。衣装も鮮やかなダンサーのモダンフラメンコ、そして男性ダンサーとのラテンダンス、はたまたちょっと豊満なダンサーが登場してのサンバ風のダンスなどのあと、MC(パーソナリティ)が加わってのトーク、観客参加のコーナーなどいろいろと盛りだくさんで、エンタテイメント性も高かったです。

メインディッシュをいくつか・・・

さて、スペイン料理を目当てにしている方も多いと思いますので、ここで簡単にご紹介。タパスですから簡単な一品料理もあるほか、パエリアはじめ肉料理なども充実しています。
おなじみ、シーフードたっぷりのパエリア!

おなじみ、シーフードたっぷりのパエリア!

一部のタパス料理は店内カウンターに、客にも見えるように並べられています。 一部のタパス料理は店内カウンターに、客にも見えるように並べられています。

一部のタパス料理は店内カウンターに、客にも見えるように並べられています。

ワインはやはり、スペインものをメインに出しているとのこと。 ワインはやはり、スペインものをメインに出しているとのこと。

ワインはやはり、スペインものをメインに出しているとのこと。

移民文化の彩りが濃いシドニーならではの場所。観光での滞在でも、にぎやかに過ごしたい方は、ぜひお試しくださいね。以上、シドニーナビでした。


スペイン通りの主なレストラン

■Casa Asturiana 
77Liverpool street, Sydney
TEL (02) 9264-1010
■Capitan Torres
73Liverpool street, Sydney

■The Spanish Club
88Liverpool street, Sydney

■La Campana
53-55 Liverpool street, Sydney
TEL (02) 9267-3787

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2008-09-29

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