安全で快適なタクシー移動でシドニー観光をアクティブに!突然の雨や買い物で予想外の大荷物、なんてときのためにもぜひ参考にしてみてください。
こんにちは、シドニーナビです。
シドニー観光の交通手段について、これまで電車やバス、フェリーなどご紹介してきましたが、単純に「移動」として使うならやはり一番便利なのはタクシーでしょうか。行きたいお店や観光スポットを伝えれば、その場所の入り口まで連れていってくれるのですから、地理に不慣れで時間の限られた旅行者にはなんといっても助かります。シドニーのタクシーは安全、そしてドライバーさんはフレンドリー!何人かで乗ればほかの交通機関を使うよりも安上がりなんて場合もあるんですよ!突然の雨や買い物で予想外の大荷物!なんてときのためにもぜひ参考にしてみてください。
シドニーのタクシー事情
■シドニーのタクシーってどんなの?シドニーのタクシーはほとんどが白色またはシルバーの車体で、屋根の上に「TAXI」のサインが付いています。多くの場合、車体の横やフロントに大きくタクシー会社の電話番号が書かれています。普通のセダンタイプのものやステーションワゴン、ミニバンタイプのものがあり、料金はどれでも同じ。定員は4人までです。それ以上の大人数になる場合には、「マキシー・キャブ(Maxi Cab)」とよばれる、5人以上乗車可能なワゴン車があります。
窓ガラスに料金が細かく書かれています。
■タクシーの料金は?シドニーのタクシーはメーター制です。これまでパーセンテージで値上げしてきたために料金がちょっとハンパなのですが、初乗りが3.6ドル、その後1kmごとに2.19ドルが加算されます。渋滞や信号待ちで時速26km以下になると、「待ち料金」がかかり、1分間94.4セントが加算されていきます。また、午後10時から午前6時までの時間帯は「深夜・早朝料金」となり20%の割り増しになります。
メーター料金のほかに、空港からタクシーを使う場合には空港利用料金の3.5ドル、有料道路を使う場合には通行料がチャージされます。シドニーではシティ の渋滞緩和のため、有料道路を使う場合、シティ方向のみに通行料がかかるようになっています。例えば、空港~シティ間の「イースタン・ディストリビューター・トンネル」は北(シティ)行きの通行料が6.55ドル、ハーバーブリッジとハーバートンネルは南(シティ)行きが時間によって2.5~4ドルかかり、メーター料金に加算されます。
国際線ターミナルのタクシー乗り場。シティまでは40~50ドル。
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シティから空港への南行きやノースサイドへの北行きには通行料はかかりません。
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タクシーに乗ってみよう
<まずはタクシーを探して捕まえます!>シドニー市内のホテル前、観光スポットにあるタクシー・スタンドでは客待ちをしているタクシーがたくさん停まっています。流しのタクシーもたくさん走っているので、日本と同様に手をあげて停めます。昼間はちょっと分かりづらいのですが、車の屋根の上の「TAXI」のところにオレンジ色のライトが点灯していれば空車のサイン。シティでタクシーを捕まえるときには、一方通行が多いので目的地の方角が進行方向になる通りで車を拾うといいでしょう。
オペラハウスのタクシー乗り場。
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サーキュラー・キーのタクシー乗り場。
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「名前」、「電話」、「現在地」、「目的地」、「今すぐか予約」を入力するだけ!
シドニー郊外であったり、ホテル・レストランが小さな通りにあってタクシーを見つけるのが難しいときは、電話かタクシー会社のホームページからすぐに迎車を呼ぶことができます。また、時間や場所を指定して事前に予約しておくことも可能なので、例えば早朝や深夜に空港へ向かう場合などタクシーが見つかるか不安なときは利用するといいでしょう。迎車の呼び出しには、2.5ドルのブッキング料がかかります。
イベント終了後、深夜のタクシー乗り場。
シティではタクシーが捕まらないことは普段あまりないと思いますが、例えば大雨の時や金曜の夜、クリスマス・シーズンの夕方から夜にかけてはたまに捕まりにくいことがあります。特に苦労するのは大晦日の花火やビビッド・シドニー、マルディグラ・パレードなど夜のイベントの終了時。タクシーを拾うにはかなりの困難となるのでご注意くださいね。
覚えておきましょう
■シドニーのタクシーは自動ドアではありませんので、車が停まったら自分でドアを開けて乗り込みます。日本と違って面白いのは、シドニーでは乗客がひとりの場合でも後部座席ではなく助手席に座ること。オージーいわく「助手席の方がラクだから」(?!)そうですが、旅行者の多くは後部座席に乗っていますし、運転手に前の座席を薦められても断って後ろに乗ってもちろん構いません。
■近距離利用で支払いを現金でする場合、50ドル札や100ドル札だとおつりがないといわれることがあります。細かいお金の持ち合わせがない場合には、乗る前にあらかじめ確認しておくとよいでしょう。
オージーの男性は助手席に座ります^^
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近距離利用の場合、50や100ドル札ではお釣りがないことも。
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運転手さんはYシャツを着用。
<車に乗ったら目的地を伝えます!>タクシーを停めて車に乗り込んだら、次に運転手に行き先を伝えましょう。有名ホテルやレストラン、観光スポットならば名前だけで大丈夫ですが、小さなホテルやお店、郊外へ行く場合には住所を調べておくと安心です。ほとんどの車に(ポータブルタイプの)カーナビがあるようですが、住所は番地と通りの名前だけでなく交差する通りを伝えると分かりやすいです。英語が不安なかたは住所を書いた紙を見せればOK!
シドニーでは助手席、後部座席ともにシートベルト着用が義務付けられています。違反をすると運転者だけでなく乗客にも罰金が科せられますので、忘れないようにしましょう。
<到着したら支払いです!>目的地に着いて運転手がメーターを止めたら、メーターに表示されている金額を支払います。支払いは現金かクレジットカード、デビット(キャッシュ)カードでもOK。ただし、カード支払いの場合はメーターの料金にプラス10%の手数料がかかります。クレジットカードは運転手に渡してチャージしてもらい、デビットカード支払いであれば運転手が渡してくれる機械に暗証番号を打ち込みます。
基本的にチップは必要ありませんが、大きな荷物を運んでもらったりしたときには1~2ドルを渡すのが相場のようです。
シドニーならでは?水上タクシーに乗ろう!
入り組んだシドニー湾沿いに点在する街を巡るには、水上タクシーが最適な移動手段!サーキュラー・キーやダーリングハーバーの水上タクシー乗り場には小型のボート・タクシーが停泊していて、主な街や観光スポットへの料金表が貼ってあります。例えばダーリングハーバーからサーキュラーキー、オペラハウス、ロックス、ルナパークまでは約15分ほどで料金は一人15ドル(乗船は2人以上から)。もちろん自分の行きたい街やビーチへ行ってもらうこともできますよ!ベイサイドのレストランに乗り付けたり、時間単位で借り切ってクルーズ気分で海を走ったりなんて使い方はいかがでしょう?
ダーリングハーバーの水上タクシー乗り場。コックルベイ・ワーフとハーバーサイド・ショッピングセンター前の2箇所に。
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わかりやすく料金表が出ています。
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いかがでしたか?
外国でタクシーに乗るのはちょっと不安なものですが、シドニーでは日本と同じ感覚でタクシーを利用できると思われたのではないでしょうか。シドニーのタクシーの後部座席には、「乗客が主張できる権利や義務」、「運転手が従わなければならない義務」などが細かく書かれています。苦情のためのトールフリー番号も大きく書かれていて、苦情があった場合のペナルティがとてもキビシイのだとか。そのせいか(?)、シドニーのタクシーの質は結構高いように感じます。なんといっても、時間を無駄にせず、安全で快適に街を移動できるタクシー、ぜひ利用してみてください!
以上、シドニーナビがお伝えしました。
その他情報
※料金は全て2013年3月現在のものです。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2013-03-06