春満開!チューリップが咲き乱れるキャンベラ・フロリアードへ行って来ました!
普段はお固いイメージの政治&学生都市が一気に華やぐ一ヶ月といわれる花の祭典を堪能しにシドニーから車で3時間のキャンベラまで日帰りドライブをして来ました!
こんにちは、シドニーナビです。10月からデイライト・セービング(夏時間)も開始され、すっかり夏の始まりか?と思いきや、まだまだ春のイベントがたくさんあるのがオーストラリアの良いところ!?
普段、オーストラリアから連想するものといったら「赤土のアウトバック」「コアラやカンガルー」「海」などが主ですが、実は「チューリップ」もあるんです!
毎年恒例の花の祭典「フロリアード」が開催される1ヶ月間はオーストラリアの首都、キャンベラに国内外から多くの人が訪れ、政治都市が一気に華やぎます。今年は9月12日〜10月11日までの開催で、ナビも終了間際に「お花畑」を堪能すべく車を飛ばして行って来ました!
さすがに大きなイベントだけあって臨時駐車場は超満杯!会場まで約1キロの道のりですが、水辺を爽やかな風と共に歩く爽快さにざっざかざっざか足が進みます。途中でポワポワの産毛が可愛い水鳥のヒナや橋の合間から見える国会議事堂、キャンベラ名物の巨大噴水や大平元総理から贈られた桜など、見所たくさん!
お花散歩の前に、入口付近のテント・ブースも覗いてみましょうか?
今まで「チューリップ=オランダ」と思っていたけど!?
さて、会場となるのはコモンウェルズ・パーク。一歩足を踏み入れた途端に「ここは天国か!?」と見まごうばかりのお花畑!地平線までただひたすら花・ハナ・はな!!フロリアード・トレイルと呼ばれる歩道を歩いているとメインのチューリップ以外にも、水仙や菊、デイジーなど15種類以上が見事に調和してあでやかな「花の海」を作り上げています。もちろんオーストラリア原産のワイルド・フラワーも植えられていましたよ。
このイベントのために毎年造園デザイナーチームが準備に18ヶ月の月日をかけているそうです。
今年のスローガンは「マインド、ボディ&ソウル」だそうですが、それぞれのエリアにはテーマがあって、レイアウトも含めて説明がされています。素人目にはどうやったらこんな奥地にまで植えられるんだ?と感心しきり。
何より誰がどうやって水やりをしているんだろう!?1ヶ月の長期戦の後半だというのにちっともくたびれた感がなく、活き活きとした花たちに裏方さんの相当な努力と苦労があるんだろうなぁ。
大人から子どもまで楽しめるようにと「ハーブとの付き合い方」や「生け花」などの植物関連のの講習会や写真撮影のワークショップから始まって大道芸やコンサート、果てはミニ遊園地まで幅広いイベントが会場のアチコチで見られました。
入場無料のイベントなのにこの大規模さ!(ミニ遊園地の乗り物は有料でしたが)老弱男女、国籍不問で1日充分に遊べる程でした。
日本の公園とは違い「芝生内立ち入り禁止」ということもなく、友だちや家族でお弁当を広げてピクニックをしたり、子どもたちは鬼ごっこやフリスビー、皆思い思いに時間を過ごしています。
カラフルな花壇ばかりではなく、世界的に人気の「禅」を取り入れた一角もありました。風水的要素を取り入れているのか、ついたてのような壁に穴をあけたり、水を使ったりなどのアイディアは買うが、侘び寂び日本人から見ると「むむぅ〜努力は認めるがちょっと惜しいぞ」と言うのが正直な感想。盆踊りチックなカラフルな提灯はかわいかったけどさー。
入口から時計回りにグルリと1周。ランチ休憩は挟まないでただ浸ひたすら歩いて写真を撮って、イベントを眺めてだったのですが、気付くとあっという間に数時間が立っていました。これでお茶だの食事だのをした日にゃぁあっという間に半日〜1日が経ってしまいます。植物園に比べたら植えられている植物の種類は少ないけれど、これだけの本数があればちっとも見劣りなんてしやしない!まさしく圧巻!!というのを体感させて頂きました〜!
いかがでしたか?フロリアードの期間中はシドニーからも専用の日帰り観光バスツアーが幾つか出ているようなので、旅行者でも気軽に楽しむことが出来ると思いますよ。そして、帰る間際にスタッフの人から聞いたのですが、どうやらこのイベントは気球で空から見ることも出来るそう。今度は余裕得を持って最低1泊で出かけて公園+周りの景観も空の上から楽しんでみよう!と鬼に笑われそうな来年の予定を立てながら帰って来たナビでした!
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記事登録日:2009-10-12