冬のシドニー

今年も南半球に冬がやってまいりました!

こんにちは、シドニーナビです。これから初夏を迎える日本とは季節が真逆の南半球。暦の上では6月から8月がシドニーの「冬」となりますが、雪が降らないシドニーでは例年この季節になると風が冷たく感じるのと空気の乾燥がスゴいくらいで(もちろん朝晩はかなり冷え込みますが)、天気のいい日中は薄着でも充分街歩きができる気候。。日中の晴れ間は夏と同じくガツーンとした日差しについつい上着要らずに感じることも多々あるかもしれません。信号待ちをしていると、マフラー+コートを着ている人の隣にTシャツ+短パンしかも裸足の人がいたりしてなんとも皆さん自由です。
あいにく今年は異常気象の影響か例年以上に豪雨が多く最低気温が10度以下の日が続くなどかなり「寒い冬」となっていますが、晴れている日は「あれ?今って冬だよね!?」とつい確認したくなるほどの混雑具合でどこまでも通常営業なシドニー。ふむ。この調子だったら今年の冬も楽しく過ごせそう!さあ、一年中外遊びが大好きなオージーに交じって一緒にシドニーの冬を楽しんでみませんか?冬でもUVケアは忘れずに!
冬でもストーブ置いてオープンテラス営業中!ピーク時にはあっという間に満席になります。 冬でもストーブ置いてオープンテラス営業中!ピーク時にはあっという間に満席になります。 冬でもストーブ置いてオープンテラス営業中!ピーク時にはあっという間に満席になります。

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ナビイチオシのイベント「ビビッド・シドニー」!

今年で3回目とまだまだ新しいイベントですが、 すっかり冬の夜の定番お散歩コースとしておなじみになった「ビビッド/シドニー」。ロックスからサーキュラーキーなどの各名所にて、静かに、また時には華やかにライトアップや音楽と建物、自然とのコンチェルトを奏でています。いつもは青空の下、燦然と白く輝くオペラハウスの屋根も、このイベント中はなかなかアバンギャルドな様相に。その色合い、模様も時間によって変化していくので見るたびに新たな発見があることでしょう。過去2回にくらべライトアップのスケーツも毎年グレードアップ!今年はよりビビッドに立体的に光をまとっています。
また今年、初めての試みとして注目を集めているのが、期間中の夜7時から最終の11時まで1時間ごとに、シドニー湾キャンベル・コーブにある40本のジェット・フレームから打ち上げられる花火と音楽のコラボレーション「ファイヤー・ダンス」。このジェットフレーム、なんとビル3階以上の長さがあるとか!?新年の花火と同じ感動を是非どうぞ!その他にも、シドニーのアイコン、オーストラリ国内外のアーティストによる彫刻と光の作品がサーキュラーキーだけでも40カ所以上に設置されているので夕食後の散歩にオススメですよ。
オペラハウスは6月13日(月)までの期間中(18:00-23:59)ライトアップされています。

オペラハウスは6月13日(月)までの期間中(18:00-23:59)ライトアップされています。

明るい昼間のうちに下見に行けば光の種明かしがわかるかも!? 明るい昼間のうちに下見に行けば光の種明かしがわかるかも!? 明るい昼間のうちに下見に行けば光の種明かしがわかるかも!?

明るい昼間のうちに下見に行けば光の種明かしがわかるかも!?


ビビッド・シドニー

映画祭もこの季節におこなわれます!

「やっぱり冬は寒い!」とおっしゃるインドア派の方たちは全天候型イベントの映画際はいかがですか?今年で58回目を迎えるシドニー国際映画祭(Sydney Film Festival)が、6月8日(水)から19日(日)まで開催されます。アカデミー賞ノミネート作品を始め、ベネチア、ベルリンなど国際的な映画祭の受賞作品やショートフィルムまで世界42カ国から156作品が上映されます。日本からも村上春樹原作の「ノルウェーの森」や「十三人の刺客」、「戦闘少女:血の鉄仮面伝説」の3作品が出展されます。会場も映画館に限らず、美術館やタウンホール内など建物の雰囲気もあわせて楽しめますよ。

シドニー国際映画祭(Sydney Film Festival)
チケット 大人A$17、子ども(17歳以下)A$10。

シティのど真ん中で雪とスケートが楽しめる!?

雪が降らないシドニーでは一番近くのスキー場まで行くにはキャンベラを通過して車で片道6時間強のスノーウィー・マウンテンまでの長距離移動をしなくてはなりません。スキー場が比較的近いメルボルンっ子に比べてウィンター・スポーツ人口がまだまだ少ないのですが、ここ数年の人気イベント「ウィンター・フェスティバル」では人工雪を降らせるだけではなく一部スノーウィー・マウンテンから雪を運んで来たり、シティのど真ん中ハイド・パーク隣のカテドラルの目の前にスケートリンクを設置したりと「にわか雪国」が盛り上がっています。出店もいつもの夜店感覚ではなく、スイスのチーズ料理やホット・ワインなど何だかスキーのゲレンデ・カフェにいるような品揃えに本当にスキー場に来た様な錯覚に陥ります。みなさんも雪国ワンダーランドを経験してみてはいかがでしょう?スケートは事前予約が必要ですのでご注意くださいね。

ウィンター・フェスティバル
7月28日(木)-8月14日(日)
ハイド・パーク隣り、カテドラル・スクエアにて

7月なのにクリスマス!?

皆さんは「クリスマス・イン・ジュライ(7月のクリスマス)」ということばを聞いたことがありますか?
南半球ゆえ12月のクリスマス本番は真夏のシドニー。サーフボードにサンタがやってくるクリスマスで有名なシドニーですが、ヨーロッパからの多くの移民が 「やっぱり冬のクリスマスも経験したい」と思うからなのか、はたまた単なるお祭り好きなのか!?この時期にクリスマスイベントをするところが多いでのす。特に観光局や政府が動いているわけではないのですが、シンシンと冷え込むブルーマウンテンのホテルやB&B等ではロビーの暖炉の前にクリスマス・ツリーを飾ったり、ダーリンハーバーやロックスなどのレストランでも「クリスマス・メニュー」を用意したり、ショッピングセンターでもクリスマスの飾りつけがしてあるだけでなく12月の「本番」用にオモチャの安売りをしていたりするところもあるので、いずれは子どもたちも年に2回サンタがプレゼントを届ける日が来るのかな~?

いかがでしたか?冬といえども屋外イベントが盛り上がるシドニーで、冬らしくない冬を体験してみてくださいね。特に7月は2週間のスクール・ホリデーがあるため、いたるところでイベントが目白押しですよ。夜も空気が澄んでいるお陰で夜空の星がいつもよりキレイに見えるし、海の碧さがいつもより深い色に感じられるし、この季節ならではのシドニーを楽しんでくださいね。以上、そうは言っても実は超寒がりのシドニーナビでした!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-06-10

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