あわびシャブシャブ、ロブスターを食べるならココ!と多くのシドニー通に認められる、香港系の名海鮮店。
こんにちは、シドニーナビです。シドニーは世界で2番目に大きいフィッシュマーケットを誇ることもあり(ちなみに世界一のフィッシュマーケットは東京の築地とか)、シーフードを売り物にしたレストランが多いことでも有名ですが、中華系のシーフードならココ!というお店がチャイナタウンのサセックス・ストリートにあります。たまには財布のひもをヒュルッとゆるめて、贅沢な中華海鮮を召し上がってみませんか?!
2階建てのお店の中に入ると280人も収容できる大きな1階のフロアはたくさんのお客様で活気に満ちあふれています。その横に目に入ってきたのはたくさんの魚介類が泳ぐ生けす。ここに並ぶ生けすはなんと24ケース!ピチピチのロブスターやあわびが皆さんのご指名を今か今かと待ちわびているかのようです。
このお店では一部の「時価」メニューを選んだ場合、お店の方が生けすから実際に食べる1匹を取り出します。その際、自分から好きな1匹をご指名!なんてこともできるのです。時価メニューはその日ごとに値段表が用意されていて、1匹の値段を確認後にお料理開始となります。ちなみに値段の動向は厳しーいオーストラリア政府からの制限収穫量に左右されるのだそう。さすが動物保護大国!でも、こちらではこんなに大きなアワビも食することができます!
小さいあわびは養殖4年もの、大きいあわびはなんと天然10年以上ものだそう。どうあがいても片手には収まりきらない大きさ!
ロブスターをあますことなく食らう!
オーナーのエリックさんのオススメは2~4人で食べられる「活きロブスターの刺身コース」。お値段は「時価」で、1匹およそA$140~170ほど。さて、一品目のおさしみはどんな風に出てくるのかというと・・・キャ~!!キラキラ煌めくロブスターの刺身盛り合わせに歓声を上げずにはいられません!どこから見てもスバラシイ!!!見てください、豪華絢爛にカキとサーモンまでついてます!
さっそくロブスターの身をパクリ・・・ふわぁぁとロブスターの甘味が噛むほど果てしなく広がって行き・・・お口の中で活き活きと味が踊ります。なぜこんなにもグッドな噛み応えなのかと思いきや、オーナーのエリックさんがロブスターの切り込みに工夫があると教えてくださいました。どれどれ、ロブスターをじっくり見てみると・・・
「このように多方面から切り込みを入れることによって、噛めば噛むほどロブスターの旨味が出るんです」とのこと。なるほど、巧みの技です!このロブスターを扱えるのは免許を持った料理人で、他にもあわび、タラバガニの取り扱いは免許制となっています。
ロブスターの刺身の横にも巧みの一品が。これはきれいに取り出されたロブスターの脳みそ!カニみそに似て独特なお味ですが、やはりおろしたてとあって、新鮮そのもの!このカニみそは火を加えると水になってしまうので、他の料理には使えない一品なのです。特にレモンをかけて食べると美味しさ格別!
ロブスター料理、おすすめアラカルト!
チョイス1:ロブスターの殻と爪のあんかけ炒め、ねぎ・生姜添え(Lobster shell and claws with ginger and shallot)
オーナーのエリックさんもおすすめで、これに追加料金で麺を加えて、ロブスター風味ソースをからめるのが人気あるんですって!
チョイス2:ロブスターの揚げ物(チリ風味)
揚げ物もとってもサクサク!チリも絶妙に絡まり、ほどよい歯ごたえと辛さが食欲を刺激します。
更なるおすすめは「野菜のオイスターソース炒め」や、さやえんどう・チンゲン菜などが入った「4種の野菜のさっぱり炒め」といった野菜もの1品を注文するのがベストだそう!
アワビのしゃぶしゃぶも生けすから!
また、このお店のロブスターと並ぶおすすめメニューがアワビのしゃぶしゃぶ!間近で見るとより分かるこの透明感。新鮮さを物語っています。
こちらも「およそ1kgあたりA$120~140ほど、大アワビで1匹=約1kg」の時価メニュー。店員の方がていねいに湯通ししてくれます。
おすすめ中華メニューが勢ぞろい
それでは、他にもおすすめ一品メニューをご紹介!ちなみに、このお店に出てくる魚は全て独自ルートで仕入れたもの。
福建風チャーハン (A$20)
貝柱、えび、卵にねぎ、アスパラなどたくさんの具が入ったあんかけチャーハン。この貝柱も冷凍ものではなく、独自ルートの生もの貝柱です!
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むきえび入りワンタンスープ(A$13.80)
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生菜包 (A$9.00)
炒飯をレタスで包んで食べるもの。こちらは6人用です。
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北京ダック(8枚 A$58、4枚 A$33)
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日本語メニューが大助かり!
このようにたくさんのメニューがある上に、これらのメニューはそれぞれ日本訳つき!中国語メニューを読むのが大変?!と思ったナビも大助かり。また、ここのマネージャーさんは日本語も話すこともできます。マネージャーさんは普段ディナータイムに勤務されているということなので、いらっしゃる時は声をかけてみると日本語で話してくださるかも?!
また、こちらのお店では各種ワインも取り揃えています。なんと、オーストラリアの有名なワインメーカーとコラボして作った自家ラベルのついたワインもあります。さすがの老舗店、地元国オーストラリアとのタッグもバッチリ。数々のワインの紹介だけですっかり酔いしれてしまいました。
深夜まで営業しています!
ランチタイムは昼12時から夕方18時30分まで、ディナータイムは18時30分から翌日の朝4時まで。つまりランチとディナー間も休み時間なく、しかも深夜まで営業。さらに同じメニューでノン・ストップ営業という頼もしさです。
これだけ豪華絢爛なレストランだけあって、オーストラリアの首相をはじめ、世界各国のVIPの来店も後を引かず。国内外を問わず、各種マスコミに取り上げられること数知れず。それでいてお手頃な値段でロブスターやアワビを味わうことができるのです。
エリックさんによると営業中よく混み合うのが夕方4時頃とのこと。意外と中途半端な時間ですが、旅行客の方々が帰国便の空港に向かう前にこぞって立ち寄られるからだそう。なるほど、みなさん、やっぱり最後の晩餐はおいしーいものを食べたいと思っているんですねぇ。
来年(2009年)は20周年記念とあって、もう1フロア増設予定とか。これからもますます発展していくこのお店の姿を見に、ロブスター貯金でもしようかなと思ったシドニーナビでした!