ぽかぽか陽気に花が咲き、海も青さを増すこの季節は街歩き&ブッシュ・ウォーキングに最適なシーズン。短いシドニーの春を満喫しよう!
こんにちは、シドニーナビです。
春の花が咲き始め、昼は気温20度前後まで暖かくなる9月&10月は雨も少なく街歩きには最適なシーズン。透明度を増した青い海を眺めながらのブッシュ・ウォーキングも特にこの季節にはおススメです。ガーデン・フェスティバルやスカルプチャー・バイ・ザ・シー、アート&アバウトなど野外のイベントもいっぱい。9月からは毎週土曜日、ダーリングハーバーでの打ち上げ花火が楽しめますよ。10月になるといよいよデイライト・セービング(サマータイム)が始まります!
9&10月のシドニーの風景です。
カレンダー編
レイバー・デーの連休は駅が混んだり、道路も渋滞します。
10月1日(月) レイバー・デー (Labour Day)日本語で「勤労感謝の日」と訳される祝日ですが、オーストラリアではLabour Day(=労働の日)と呼ばれ、8時間の日としても知られています。もともとは1800年代後半に、1日12~16時間の労働を強いられていた労働者が8時間労働を求めてデモやストライキを起こし、1856年に認められ制定された祝日なのだとか。
NSW州では10月の第一月曜日がレイバー・デーにあたり、週末と合わせて3連休になりますので、キャンプや郊外旅行に出かける人も多いようです。政府機関のオフィスや銀行などはお休みに、バスや電車などの公共機関も休日用の運行スケジュールになります。
夜7時過ぎまで明るいサマータイムにはディナー・クルーズはいかが?
10月7日(日) デイライト・セービング(サマータイム)開始 ニューサウスウェールズ州では10月の第一日曜日の7日、午前2時からデイライト・セービング(サマータイム)が実施されます。時計の針を1時間進めますので、10月7日にシドニーから移動する方は出発時間にご注意ください。デイライト・セービング開始後の10月の日の出は午前6時、日の入りは午後7時過ぎになります。2013年の4月7日(日)にデイライト・セービングが終了するまで、日本との時差は2時間となります。
お天気・気候編
長袖でもタンクトップでも過ごせる9月。
9月は一年で降水量が最も少なく、月の晴天数は21日。1日の日照時間も9月以降は8時間となり過ごしやすい日が続きます。平均最高気温は19度、10月に入ると20度を越す日も多くなり、日中は半そでで過ごせるでしょう。この時期のシドニーでは薄手のセーターやコートを着る人あり、タンクトップに短パンの人ありといろいろです。ただ夜になると寒く感じることもあるので、カーディガンやジャケットは用意したほうがよいでしょう。10月後半からは紫外線量も多くなりますので、日焼け止めや帽子、サングラスなどの紫外線対策も必要となります。
10月に入ればビーチタウンには人が増えてきます。
<9月>平均気温15℃
平均最低気温11℃
平均最高気温19℃
平均降水量62mm
<10月>平均気温18℃
平均最低気温13℃
平均最高気温22℃
平均降水量73mm
9&10月のエンタメ情報
フェスティバル・オブ・ザ・ウィンズ
日時:9月9日(日) 11:00~16:00
場所:ボンダイ・ビーチ/ボンダイ・パーク/ボンダイ・パビリオン
料金:無料
☆季節によっては強い風の吹く、サーフィンでも有名なボンダイ・ビーチ。その風を利用してさまざまな種類のカラフルなカイト(凧)が、ボンダイ・ビーチの青い空いっぱいに揚がります。
シルク・ドゥ・ソレイユ公演
日時:9月13日(木)~11月4日(日)
場所:the Entertainment Quarter
料金:大人A$84~ 子どもA$64~
☆世界中で大人気のエンターテイメント集団、シルク・ドゥ・ソレイユのショー、「オヴォ(OVO)」の公演が9月13日からムーア・パークにあるエンターテイメント・クォーターにて行われます。
フロリアード
日時:9月15日(土)~10月14日(日) 平日:9:00~17:00 週末・祝日:9:00~17:30
場所:キャンベラ コモンウェルス・パーク
料金:無料
☆オーストラリアの首都キャンベラで開催されるオーストラリア最大の花の祭典。チューリップや水仙、クロッカスやパンジーなど春の花がさまざまにデザインされたフラワーベッドで咲き誇ります。
シドニー・マラソン(シドニー・ランニング・フェスティバル)
日時:9月16日(日) フルマラソンは7:30スタート
場所:シドニー市内
☆シドニーオリンピックを記念して始まった南半球最大のマラソン大会。フルマラソン、ハーフマラソンのほかに、9㎞のブリッジラン、3.5㎞のファミリー・ファンランがあり、ゴールは世界文化遺産のオペラハウス!
アート&アバウト・シドニー
日時:9月21日(金)~10月21日(日)
場所:シドニー市内各所
料金:無料
☆シドニー市内のストリート、公園、広場、路地が国内外のアーティストによってアートで飾られます。1ヶ月に渡るフェスティバル開催中にはライブ音楽やフィルム上映などのエンターテイメントもあり。
スカルプチャー・バイ・ザ・シー
日時:10月18日(木)~11月4日(日)
場所:ボンダイ・ビーチからタマラマ・ビーチ
料金:無料
☆ボンダイ・ビーチからタマラマ・ビーチまで続く2㎞の遊歩道をのんびりと歩きながらアート鑑賞はいかが?青い海や岩肌など自然を取り入れた100以上の彫刻が海辺に並びます。
9月&10月の楽しみ方
9月&10月はシドニーの公園や広場にも花が植えられ、さまざまな花の祭典が行われます。ドメインにあるロイヤル・ボタニック・ガーデンでは季節の花のエキシビジョンや、ボランティア・ガイドのウォーキングツアーに参加するのはいかがでしょう。少し足を延ばせば、一面のチューリップ畑が見られるキャンベラのフロリアード、ブルーマウンテン近くの町では「ルーラ・ガーデンフェスティバル」、ハンターバレーでは「フェスティバル・オブ・フラワーズ」など、お花見がてらシドニーからの小旅行にぜひ出かけてみてください。
ブルーマウンテンのマウント・トーマ・ボタニック・ガーデン。
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シドニーから電車でアクセス可能なBowalのチューリップ・フェスティバルは9月18日から。
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9月&10月のピックアップグルメ
フィッシュ・マーケットでは目の前にある欲しいものを指差しで注文すればOK。
シドニーに来たらシーフードは食べてみたいという方は多いはず。特に有名なオーストラリアの牡蠣は一年中食べることが出来るのですが、実は9月頃からがピークシーズン。名物は少し小ぶりのシドニー・ロックオイスター(岩牡蠣)やクリーミーな味わいのパシフィック・オイスターで、甘味とコクが増す旬の牡蠣はレモンを絞って生で食べるのが最高!そして、10月からはサーモンが旬を迎えます。南極に面した綺麗なタスマニアの海で育ったアトランティック・サーモンは世界最高品質とも評されているほど。調理方法を選べるシーフードレストランでの食事もよいですが、シドニー・フィッシュ・マーケットなら新鮮さは間違いなし!殻を剥いてもらった牡蠣やお刺身にしてもらったサーモンを、すぐ外のオープンテーブルで食べるのがおススメです。
いかがでしたか?
カラッと晴れた日の春のシドニーは本当に気持ちよく、どこかへ行く予定がなくともついつい外へ出かけたくなってしまうほど^^:ただ10月に入って半ばにもなると、すぐに初夏の日差し。シドニーの春はあっという間に過ぎ去ってしまいます。シドニーの短い春をぜひ満喫してください。
以上、シドニーナビがお伝えしました。
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記事登録日:2012-08-29