ボヘミアンな若者の街、ニュータウンを歩いてみよう!

クリエイティブな若者の人気エリアでダイナミックなシドニーのバイブを体感!!

こんにちは、シドニーナビです。今日は古い街並みに個性的な店が並び、シドニーっ子にも人気が高いニュータウンを散策しましょう。こちらは学生や芸術家が多く、東京でいうと下北沢に通じるところがあります。
ニュータウンの中心、キング・ストリートは「キング」といえば通じるほど有名。電車のニュータウン駅から歩くのもいいですが、天気のいい日にはシドニー大学から歩くのもオススメです。シティからはキャッスルレイ・ストリート沿いのバス停から422、423、426、または428番バスで15分~20分。シドニー大学のユニオン(学生会館のようなもの)前のバス停で降りましょう。向かい側にはシドニー大学の英国風の建物が見えます。
そのままバスの進行方向に歩いて行きましょう。ヨーロッパの宮廷風の建物ダーリントン・センターを過ぎると、まもなく道の名前がシティ・ロードからキング・ストリートに変わります。軽くカーブしながら続く通りに沿って続く間口の狭い長屋は、壁をカラフルに塗りかえられ、多種多様なお店がぎっしり並んでいます。
ニュータウンは世界各地の料理が楽しめることでも有名だそう。ベトナム料理、タイ料理、中華料理、日本料理、レバノン料理の他に、南インドのパンケーキ、ドーサが食べられる本格的インド料理やアフリカ料理の店などもあります。ナビは迷った末、シドニーのベトナム人街カブラマッタにもお店があるという本格的なベトナム料理、「タン・ビン・オン・キング(Thanh Binh on King)」に入ってみました。シドニー大学を背にして通りの左側を歩いているならば、道を渡って通りの右側へ。そのままシドニー大学を背にして111番地を目指して5分ぐらい歩き続けると、白地に緑色の文字の看板が目に入ります。店名の「オン・キング」というのは「キング・ストリート店」という意味。牛肉の薄切り、肉団子、もつなどが入ったフォー(Pho dac biet)A$12はスープもすっきりして麺の食感もよく、トッピングのハーブ類もたっぷりでなかなか満足。ただし月曜日は休み、火~金はディナーのみなのでご注意を。

<タン・ビン・オン・キング(Thanh Binh on King)>

住所:111 King St. Newtown NSW 2042
電話:(02) 9557 1175
営業時間:17:00~Late(月~金)、12:00~Late(土日)
カード:VISA、Master

腹ごしらえをすませたら、そのまま通りの右側を歩いてみましょう。上の方に注目していると、多種多様なお店の看板が目に飛び込んできます。「○○・オン・キング」という店の名前もけっこうあります。
試飲もできる現代的な内装の紅茶専門店「T2」、音楽好きのシドニーっ子の間でも評判の高いCDショップ「SO music」、おしゃれなアクセサリーのお店「beyond」など、個性的な店が並んでいるので、どんな人でもきっと興味をひくものを見つけられるはず。
さらに歩くと昔ながらの面影を残した映画館「DENDY」があります。シドニーではサーキュラー・キーにもありますが、外国映画や芸術的な映画を多くやっていて、ニュータウンの芸術シーンの一部として欠かせない存在になっているそう。
ニュータウンのボヘミアンな雰囲気を引き立てているのが、随所に見られる落書きやパブリック・アート。原住民アボリジニの絵画をモチーフにした歩道の上の装飾、むき出しのレンガの壁に「最後の晩餐」を描いたもの、アメリカ黒人解放運動のキング牧師とアボリジニの旗を重ねたものなどがありました。
キング・ストリートがエンモア・ロードと分岐する点まで来たところで立ち止まってみて下さい。向かい側に見えるかわいらしい建物が電車のニュータウン駅です。この先のキング・ストリートやエンモア・ロード沿いにもお店がしばらく続きますが、今日はここで折り返してみましょう。
通りのこちら側も同じようにたくさんのお店や飲食店がぎっしりと並んでいます。また、さっき通った側をこちら側から見ると、新たな発見があったりします。ここで特にナビがご紹介したいのはキング・ストリートをシドニー大学方面にだいぶ戻った32~38番地の古本屋「Gould’s Book Arcade」。ニュータウンの顔と言われるぐらい有名で、本を買わなくてもぜひ立ち寄ってみることをオススメします。
毎日深夜12時まで開いているというこのお店、入ったとたんに圧倒される雑然とした雰囲気で知られています。図書館の書庫のような殺風景な店の中では狭い間隔で並べられた本棚の間にもあふれた本が床に山積みされ、それが崩れて通路をふさいでいるところも。こんな雰囲気が落ち着くのか、山の中から興味をひく本をみつけて無心に読んでいる人たちがけっこういます。
入口近くには各種イベントのポスターやチラシが多数あり、ニュータウンの若者の集まるスポットならでは。
となりの40番地にはジャワの家具を売る「Classic Furniture Gallery」も。ディスプレイされていた天蓋つきベッドは圧巻!
ニュータウンにはこのほかにも魅力的なお店が紹介しきれないぐらいたくさんあります。ぜひ一度出かけて、お気に入りのお店を見つけて下さいね。買い物をしなくても、散策するだけでも楽しめます。来た道を振り返りながら、また来るぞ~と思ったシドニーナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2008-08-08

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