ロックスでオールドシドニー巡り!

ハーバーブリッジの磁場にひきよせられ、北へ北へ。パークハイアットからオペラハウスを眺めた後、マーケット&古い建物の見物してきました!

こんにちは、シドニーナビです。サーキュラー・キーの周辺は、フェリー乗り場を北の窓口として、東側にオペラ・ハウス、西側にハーバー・ブリッジとロックス地区が広がっているのですが、地形が複雑なので、この2つのエリアをいっぺんに歩きつくす、というのは難しいので、2つの地区に分けてお散歩レポート、してみようと思います。今回はロックス1周をお届けしましょう。
スタートはサーキュラー・キー駅の埠頭。いちばん西側が6番ワーフになりますが、分かりやすく言うと、ハーバー・ブリッジに近づく方向へ歩いて行きます。

こ、これは橋からの磁場?

シドニー中心部と北部を結ぶこの橋、なんといっても壮観なので、やはり近づいていきたくもなります。なにやら、磁場にひかれてゆくよう。全長1149m。1932年開通、といいますから、もう70を超える年月が過ぎていて、いかにも時代を感じさせます。

まずはジョージ・ストリートではなく、外国航路旅客ターミナルのほうへ歩いて行きましょう。こちらのほうがハーバー・ブリッジがよく見えるんです。右折すると目の前に小さめの緑地があり、港の休日を楽しむ人がのんびりしています。名前は「ファースト・フリート公園」。この公園を左に眺めながら歩くと、正面には豪華客船が停泊しています。
豪華客船とハーバー・ブリッジとのコントラスト、なかなか絵になってました。

豪華客船とハーバー・ブリッジとのコントラスト、なかなか絵になってました。

滞在中に、一度はここでお食事を!
左手を見ると、古い建物の一角に「Ken Done」と書いてあります。シドニーならではの明るいデザインをモチーフにした数々の有名グッズをおいたギャラリーです。
この外国航路旅客ターミナルの中には有名レストラン「Doyles at the Quay」「Quay」なども入っています。とてもビューのよいレストランのようなので、ディナーの一案に検討を。
左のほうに曲がるといっても、右側は水際なので道なりにいくしかないのですが、これも気持ちのよさそうなレストランがレンガ造りの建物に連なっています。ここ「キャンベルズ・ストアハウス」にはシーフード、ステーキ、中華、イタリアンの店があり、お好みで。ランチにも、ディナーにもよさそうなロケーションです。
ハイアットの先まで!
レストラン群を抜けると、向かいがパーク・ハイアット。シドニーでも指折りの高級ホテルです。ここからはオペラハウスもくっきりと顔を出しています。その先にも緑地があるので、そこに腰をおろすと、真上にハーバー・ブリッジも見え、シドニー随一の景観をひとり占めです。
その公園の先には倉庫を改造して作った複合施設ピア・ワン(Pier One)もあり、ホテルも入っていますが、ちょっとそこまでは息が切れるので、ロックスの中心部に引き返します。
マーケットが出る日に歩こう!
ジョージ・ストリートの北端までやってきました。ここは土日、ロックスのウィークエンドマーケットの開かれる場所。ほかのマーケットと比べると、観光客向けのお店が多いような印象もなきにしもあらずですが、やっぱり人通りが多く、何か面白いものに出会えそうでワクワクします。
マーケットの脇にあるビルの中に入っているロックスでは超有名なレストラン「パンケイクス」。この日も混んでましたが、24時間営業なので夜食時間の利用もいいかも。
ロックスの裏通りを歩けば、とっても洒落たレストランやカフェなどにも出会えます。小さな通りでも、迷路みたいに楽しいかも。
こちらにはツアーインフォメーションセンターもあるので、資料さがしに立ち寄ってみましょう。館内にはロックスの歴史をパネルやビデオで紹介しています。日本語の地図やパンフレットもあるのが嬉しいところ。
ロックス・ウォーキング・ツアーは、歴史の説明を受けながら歩いて回るアトラクション(英語)。

ロックス・ウォーキング・ツアーは、歴史の説明を受けながら歩いて回るアトラクション(英語)。

囚人たちの労働力だけで岩盤を切り崩したというトンネル「アーガイル・カット Argyle Cut」や、1844年に建てられ、当時をしのばせる雑貨屋となっている「スザンナ・プレイス Susannah Place」もこのエリア内にあります。

建物群にも独特の味わい!
大通りのジョージ・ストリートにはシドニーに現存する最古の住宅といわれる「カドマンの小屋」や、現代美術館がハーバー側にあり、反対側はヴィクトリア時代を思わせる町並みが続いていて、ひとつひとつの建物に味わいがあります。実はこの周辺の古い建物は19世紀後半、伝染病根絶のため多くが焼き払われ、1970年代以降に開拓当時の姿に復元されたそう。歴史保存の努力の賜物だったのです。
この一角のひとつの建物は「ホリディ・イン・オールドタウン」になっています。

この一角のひとつの建物は「ホリディ・イン・オールドタウン」になっています。

鉄道の高架をくぐる前の建物が「DFSギャラリア」。いうまでもなく、ブランド品たっぷりの観光客御用達の巨大ショップです。ちなみに疲れたらここから出ている無料シャトルバスでシティのホテルへ戻ることもできますので、どうぞご利用を。
ロックスの一角には「フォーシーズン」「シャングリラ」などホテルが並んでいます。 ロックスの一角には「フォーシーズン」「シャングリラ」などホテルが並んでいます。

ロックスの一角には「フォーシーズン」「シャングリラ」などホテルが並んでいます。

鉄道の高架をくぐると、もうそこはシティのビル群。ロックスが歴史保存区であるのとガラリと趣きが変わります。

鉄道の高架をくぐると、もうそこはシティのビル群。ロックスが歴史保存区であるのとガラリと趣きが変わります。

まだまだ余力がある方は、続けてオペラ・ハウスへ、また、タウン・ホール方面もまっすぐ、徒歩で10数分で戻ることができます。 シドニーの開拓の歴史がかいまみれるスポット、ロックスからシドニーナビがお送りしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2008-04-30

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