シティをトコトコひとまわり!

タウン・ホールから、マーティン・プレイスまで、シドニーきっての繁華街をぐるっと一周、効率よく散歩してみましょう。

こんにちは、シドニーナビです。今回はシドニーきってのビジネス街「シティ」を散歩してみようと思います。
経済、政治の中心地は通常「CBD(Central Business District)」と呼ばれ、北はサーキュラー・キーからセントラル駅までを指すことが多いようですが、特にタウン・ホール周辺のエリアは「シティ」と呼ばれ、ショッピングエリアなど、観光客にもビジネスマンにもおなじみのエリアになっています。
西側にはダーリング・ハーバー、東側にはハイド・パーク、セント・メリーズ大聖堂、さらにマックォーリー・ストリート沿いには州議事堂、州立図書館、旧造幣局などの歴史建築が立ち並んでいますが、このエリアはまた別のレポートで紹介することにして、今日は誰もがシドニー滞在中に通りかかるであろう、ジョージ・ストリートやピット・ストリートなどを通り、マーティン・プレイスまで歩いてみましょう!
シティの東側には大聖堂、そして市民の憩いの場、ハイド・パークが広がります。 シティの東側には大聖堂、そして市民の憩いの場、ハイド・パークが広がります。

シティの東側には大聖堂、そして市民の憩いの場、ハイド・パークが広がります。

「お寿司屋さん」もシドニーでは人気なんです! 「お寿司屋さん」もシドニーでは人気なんです!

「お寿司屋さん」もシドニーでは人気なんです!

レストラン街などもあちこちに広がっています。ケント・ストリートで見かけた和風の建物、これは日本人名シェフがプロデュースする「テツヤズ」。
高層ビルが立ち並ぶオフィス街ですが、所々にビクトリア調の古い建物が残っているのもシドニーならでは。 高層ビルが立ち並ぶオフィス街ですが、所々にビクトリア調の古い建物が残っているのもシドニーならでは。

高層ビルが立ち並ぶオフィス街ですが、所々にビクトリア調の古い建物が残っているのもシドニーならでは。

では、まずシティレールの駅、タウン・ホールからスタートしましょう。ここの交差点は歴史建造物であるタウン・ホールの北側にはQVB、そしてフードコートも充実しているギャラリーズ・ヴィクトリア、南東側の角にはスーパーのウールワースが構えていて、町歩きの要素がぎっしりつまっています。また夜には映画、クラブ、劇場などのネオンが輝き始め、別の顔を見せてくれます。
ギャラリーズ・ヴィクトリアには紀伊国屋書店も入ってます!

ギャラリーズ・ヴィクトリアには紀伊国屋書店も入ってます!

とりあえず!入って下さい QVBビル!
正式名称はクイーン・ビクトリア・ビルディング(Queen Vicotria Building)。19世紀後半に作られたロマネスク建築が美しいショッピングアーケードです。縦長に通り抜けできる仕組みになっているので、普通の通行人もこのアーケードの中を歩いています。キュートなお店やカフェがあって、デザイナーズブランドから観光土産まで揃っているので、買い物好きな方なら半日かかってしまうかも。大理石のモザイクをところどころに使用するなど、昔の華美な建築様式を堪能できたり、中央に吊るされた大時計の定時を知らせる仕掛けも楽しいですよ。
シドニータワーはやっぱり街の象徴!
QVBビルの北側の通りがマーケット・ストリート。こちらから東側を見上げると、シドニータワーが見えると思います。今度はそちらへ歩いてみましょう。ジョージ・ストリートの角にセントラル・プラザ・モールがあるので、そちらのほうへ入るのもいいでしょう。デパートのマイヤーズが入っていて、その地下にはフードコートも広がります。
ピット・ストリートからマーケット・ストリートにかけてはモノレールも走っています。 ピット・ストリートからマーケット・ストリートにかけてはモノレールも走っています。

ピット・ストリートからマーケット・ストリートにかけてはモノレールも走っています。

街歩きに慣れてきた人なら、QVBビルとセントラルプラザが地下でつながっていることを知っている人も多いと思います。信号待ちなしで通り抜けできるので、知っていると便利。シティレールの駅にも直結しているので、ビジネスマンたちにも多く利用されいてる近道です。ピット・ストリートに出ると、そこだけ歩行者天国になっていて、昼間はシドニータワーを見学する観光客などでにぎわっています。
海抜324.8m(オーストラリア第1)の高さのタワーを持つセンターポイントは、3階に展望台へのチケット売場があるほか、ブティックモールも比較的ローカル・プライス。地下にはフードコートもあります。
ストランド・アーケード&マーティン・プレイスをぶらり~
次はタワーのあるビルの向かいにある、ちょっとレトロな香りがするストランド・アーケードに入ってみましょう。1891年に創業、ということですから日本で言えば日本橋高島屋みたいなもの。ビクトリア様式の、QVBを小さくしたような趣きで、80軒前後のブティックが並んでいます。
そのアーケードを抜けると、またジョージ・ストリートに戻ります。そこから北上して徒歩3分。キング・ストリートの次の通りが「マーティン・プレイス」。この広い通り、東へマックォーリー・ストリートまで歩行者天国になっていて、通りの階段に腰掛けてランチをしたり、会話を楽しんだりするオージーであふれています。
元ニューサウスウェールズ州首相のジェームス・マーティンから名前をとった通りで、20世紀前半に建てられたビルがそのまま残っています。連邦準備銀行、中央郵便局など官庁があるほか、日本領事館もこの一角にあります。また女性には人気の「リンツ」のカフェもこの通り沿いにあります。

さて、ここまでショッピングや買物をしながらあちこち歩いていたら一日終わってしまいますが、このマーティン・プレイスより北はどちらかというビジネス街の色が濃いエリア。そのまま10分も北上すれば、サーキュラー・キーに到着です。ふつうの人の足でハイド・パークの南端にあるミュージアム駅からサーキュラー・キーまで約30分。シドニーの心臓部って意外と狭いもの。細長いだけですから、分かりやすい街であると思います。 ここで紹介した散歩ルートはシティのほんの一部に過ぎませんが、時間が限られている方には、けっこうツボを押さえた歩き方かも。是非お試しくださいね!シドニーナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2008-04-30

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