「Wednesday Nomikai」でオージーたちとFriendship!

毎週水曜日「Grace hotel」で夜な夜な集まる日本フリークたち。どんな仲間が集まっているか、参加してみました!

こんにちは!シドニーナビです。やっぱり外国にいて不安になったのが、頼れるのが現地の仲間。友達がいるってやっぱり心強いもの。誰か言語交換できる人とお知り合いになりたいなぁ、なんて思って探していたら、語学スクール「La Lingua」のスタッフの方が「うちの日本語クラスの生徒たちが集まる飲み会があるようですよ」その飲み会の幹事のToddさんを紹介してくれました。
Todd さんに「水曜日の夜8時過ぎから11時ころまで毎週集まっているんですよ。来てみませんか?」と誘われ、集会の場所になっているというグレースホテルの奥にあるアイリッシュパブに行ってみました。するとそのお店の入口のテーブルにいる30人ほどのグループの中から日本語が。そこに Todd さんも混じっていました。
イケメン、美形、オタク、いろんな人が集まっています!

イケメン、美形、オタク、いろんな人が集まっています!

「どうぞ!」と空いている席をすすめられ座ります。みんな数人ずつのグループになって、わいわい話しています。見たところ、東洋人(日本人なのか、チャイニーズなのか分からないので)と西洋人(たぶんオージーでしょう)が4:6くらい。オージー率が高いです。中には、日本語を教える先生も参加していました。

自分の飲み物は自分で買う、シンプルなスタイル。もちろん、お店の外の席なので、注文しなくてもOKです。場は皆さんお酒が入るごとにハイになってきますが、別にここでは自由におしゃべりしているだけで、何か特別なことをするわけじゃありません。純粋に皆さん「日本人と話すチャンスを作りたい」ということで参加している人で成り立っているようです。
それにして30人とはなかなかの規模。「けっこう増えたよね」と Todd さんも話していましたが、彼によれば幹事は自分のようなものだが、この会を2003年くらいから始めたのはピーターさんという人。でも彼は最近、あんまり顔出さないんだそうです。会の名前は水曜日の飲み会だから、単純に「Wednesday Nomikai」としておいて、とのこと。ナビ、ここにどんな人が参加しているか、一人ずつ聞いてみることに。日本留学経験者、日本アニメ好き、日本への旅行希望者など、いろんな人魅力的な人がいましたよ。

★Peter 
「語学センターで日本語を勉強してたんだけど、それだけでは物足りなくて。この会を数年前に始めたんです。でもね、何年やっても日本語はハードル高いね。(コピー紙にビッシリの単語表を見せなら)今日も実はこんなに分からない日本語があったんですよ。困りましたね。」

★Todd(幹事さん)
「弁護士です。家内は日本人ですが、常に日本語のブラッシュアップを求めて、この会にもだいたいフルで参加しています。皆さん、私の顔を見たら、声をかけてください。いつでも歓迎します!」

★Herman&Mari
2人はカップル。 Herman 「僕はチャイニーズ。でも、日本語は学生のころから習ったんだ。今晩は珍しく参加したけど、楽しい集まりだと思うよ。これからも続いてほしいね」、 Mari 「今、旅行関係の仕事をしていますが、彼をパートナーとして、しばらくはシドニーで暮らす予定です。食べ歩きは大好きですよ。ナビさん、取材に連れて行って!(笑)」

★Alex
学校で日本語とフランス語を勉強しているインドネシア系の青年。役所で経理の仕事をしていて、日本へ旅行をする時に役立つと思って習っているが、それ以外にも話す機会をと思ってここ数か月、この会に顔を出しているのだとか。

★Saul
「シドニー大学で日本語を勉強しました。メジャーは建築です。四国の高松にある大学で1年間、ワーホリしてました。オーストラリア料理のレストランで働いていた。それから、鹿児島、東京も行きました。日本の面白いところ?そうだなあ、小さな場所に高い建物を作ること。五重の塔?いえ、歴史建築じゃなくて、カーパーク。エレベーター式になっていて、何十台も停車できる。あんな工夫が面白い国だと思ったね。」

★Kaori
「今のところ、この会のアイドル的存在です!出席率が高いことで有名ですが、トッドによると、ナンパされたいからだ、っていわれそうですね。ここには日本に興味を持っている人に会えるから嬉しいですね。」

★Brett
トム・クルーズに似のなかなかのハンサムボーイは、アメリカはクリーブランドから来た留学生。「14歳の時、奈良でホームステイしていて、それ以来その家族と毎年交流をしていました。そんな経緯から大学は大分の立命館アジア太平洋大学へ。1年前からシドニーで大学院生やってます。卒業してアメリカに戻ったら不動産関係の仕事をするつもり。オーストラリアは海が海がきれいで大好きさ」

★ Mikel
37歳 。「半年前からこの飲み会に来てるね。英語教師、しているんですが、以前、鹿児島県の田舎の小中学校で、外国語指導助手、ということで派遣されていました。日本はお寿司、おいしいね。食文化に特に関心があります。日本人女性はどうか?いや、僕はJapanese boy のほうが好みだね(笑) 」

★ クリス
30歳。「ボクは札幌のすすきので外国人ホストやってました(ウソ)。いえ、英語教師として札幌に派遣されていました。僕、日本語、あまり上手じゃないから、みなさん、英語でお話ししましょう!」

★ Jason (マレーシア系華僑)
「小学校で習った日本語のクラスがユニークなクラスで好きだったので、それ以来、勉強を続けています。今は28歳。企画マネージャーをしています」この日参加した日本人のGirlfriendと、そのお友達計3人から「笑顔がカワイイ」などとすっかりアイドルになっている彼でした。

★ David
この飲み会の中で、ひときわ輝いていたイケメンアニメーター。「今日で5回目の参加。ここでは友達できるし、日本語も練習できるからいいです。そのうち日本に住んでみたいですね。だってオーストラリアとは全然違うところ、多いから。沖縄が面白いかも」ちなみに、好きなアニメは「アキラ」なのだそうです。

★ Cam 鄭 (香港人) 
ちょっとアグネスチャン似の彼女は香港出身で7歳の時にシドニーに移民をしたそう。「よく日本人に間違われるので、日本語ができないと困ると思い、習い始めました(笑)。アニメーターを仕事にしているのですが、私はオタクではありません。7回日本に行きましたが、今年の夏は3か月お休みをもらって、東京の知人宅にホームステイするのを楽しみにしています。」

★ kei
お母さんが沖縄の人だという彼、けっこう上手な日本語を話せますが、ちゃんと勉強しはじめたのは2004年からだとか。彼女募集中、なのだそうです。

★ Rowena
とっても落ち着きのある方だな、と思っていたら、法律事務所で働くキャリアウーマンでした。2007年、仕事を投げ打ってまで行った九州留学の記憶が忘れられず、今度は日本で仕事をすることを目論んでいるのだとか。英語で会話しようとすると「日本語でオネガイシマス」という積極性は、さすがに国際派の香港っ子。

★ Briony
コスプレ系の容姿 。「これ、ゴシックカルチャーっていうの」という彼女は、この場ではどうみてもコスプレ好き。「変身するのは好きですか」と質問すると「私の友達ではコスプレファンがたくさんだけど、私はやらない」とかいいながら、シドニーで開かれるアニメ、コミック関係のイベントには必ず出かけていくらしい。

★ Cameron
とてもジェントルマンに見えた彼はIT企業に勤めるビジネスマン。日本語はけっこう使いこなしていました。あまりゆっくり話せませんでしたが、「やっぱりココは日本人の知り合いができるからいいよね」としきりにうなずいていました。

★ Mark
「ウマカツです!」と自己紹介。彼は中国語がとても上手で「Mark」の漢字の充て字が「馬克」なのでウマカツだった、というわけ。2007年は北海道をバイクツーリング旅行したので、今年以降は九州、四国と制覇したいそうです。Nomikaiとの付き合いはあまり長くないそうですが、ここのところ、毎週来ているそうです。

★ Daniel 
見るからに「オタク」している彼はやっぱりゲームマニア。「最近のフェイバリットは?」Game cubeの「チビロボ」だそう。「とてもレアなゲームで、前は日本でも人気があったハズだったんだけど…」と、そのシャイで物静かな様子に反して、日本語理解力と会話力はかなりのもの。PSPでは「ロコロコ」「パトポン」がお気に入りで「パトポンはトクにオモシロイ。表現するのはムズカシイんですが、ドラムたたいて戦わせるンデス」とゲームのことには特に饒舌に。wiiも持っているそうで、「マリオギャラクシー」が気に入っているとのこと。ちょっとお腹が気になるようなのでWii fitにチャレンジしたら?とアドバイスすると「アレハゼンッゼンダメデス」とのこと。ゲーム機でダイエットする、っていうマジメすぎるのはあまりお気に入りではないようです。
あ、つい Daniel クンのご紹介が長くなりましたが、このオタクオージー、レアな人なので、つい長話してしまいました。ちなみにアニメやドラマも昔からチェックしていたそうですが、生の日本語にはあまり触れておらず、数年前にアキバに買い出しに行った時、あまり日本語が通じなかったので、やっと真面目に日本語を勉強する気になったそうです。が、日本カルチャーどっぷり浸かっていた彼にとっては、マスターはそれほど苦労ではなかったようです。ちなみに彼の職業はなんとソフトウェアのプログラマーなのだそう。ビックリ!

というわけで本当にいろんな「濃い」キャラクターがそろっていて、たいへん楽しめました。このNomikai、いつでも誰でも参加ができるので、「こんばんは!」と声をかければ、誰もが気さくに席をすすめてくれます。日本びいきのオージーたちですから、きっと打ち解けるのも早いと思いますよ。また、日本語がカンペキじゃない人も多いので、英語で会話するチャンスでもあります。 以上、シドニーナビの穴場交流レポートでした!

その他情報

注:これは2008/4/9に取材したものです。毎回の参加者は変わりますから、ここにまとめた人が全員そろっているわけではありませんので、ご了解ください。

*一部情報を訂正しました。<2008.5.2>
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2008-04-30

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