ニュー・サウス・ウェールズ大学(UNSW)周辺に地元色の強いアジア人街発見!

学生や地元の人でにぎわうアジアン・タウンはインドネシア料理屋さんが多いのも特徴!

こんにちは、シドニーナビです。今日はナビがときどき図書館を利用するニュー・サウス・ウェールズ大学(UNSW)の近くで発見した、魅力たっぷりのアジア人街を紹介しましょう。観光客向けの店も多いチャイナタウンとは一味違い、学生や地元の人が手頃な値段で本場の料理を味わいに来る雰囲気。他ではあまりないインドネシア料理屋さんが多いのも特徴です。
UNSWのメインキャンパス、ケンジントン・キャンパスがあるのはシドニー中心部から南東に5kmほどのところ。シティとクージー・ビーチの間に位置するこの地域は短期滞在の方には縁がないかもしれませんが、留学している方も少なくないはず。シティからは394、396、399番のバスで30分程度。「○○コレッジ」と名づけられた大学の寮を左手に見ながらバスの進行方向にアンザック・パレードを歩いていくと、前方に突然現れるのがアジア人街。とりわけ目をひくのが通りの反対側にある庭付きの一軒家のインドネシア・レストラン。さっそく入ってみることに!
その名も「エリカ・レストラン」。色鮮やかなブーゲンビリアの花が咲くガーデンにはテーブルが並べられ、左手にはグループで使えるような、屋根のついたスペースもあります。向かって右手の壁のポスターがアジアの街角のようなテイストをかもし出しています。

料理は定番のガドガド(豆腐の入ったピーナツソースのサラダ)、チキンサテー、ナシゴレンを注文。全て8 A$。ガドガドはおひたしの状態になったキャベツや青菜、みずみずしいきゅうり、浅漬けのにんじん、水を切った豆腐、固ゆで卵など様々な食感と味わいを持つ具に甘いピーナツソースがよく絡み、食が進みます。
チキンサテーはジューシーな鶏肉が香ばしく焼き上げられ、タレもガドガドのソースとかぶるかという心配をよそに、ニンニクやピリッとした辛みが利いて肉によく合います。焼き鳥のように、タレを何度もつけながら炭火で焼いた感じがします。付け合せは蒸したお米を固めたインドネシア風のお餅。
最後にナシゴレン。たくさんの種類の中で盛りだくさんの「スペシャル・ナシゴレン」を注文。チキン、エビ、ビーフ、カマボコがたっぷり入り、小粒のお米が香辛料とともに香ばしく炒められ、トップには定番の半熟の目玉焼き。口直しには、きゅうりとトマトも添えられています。量もたっぷり、大満足です。
建物の中にもテーブルがあり、アジア通のオーストラリア人が多い外の席と比べ、地元のインドネシア系の人たちがくつろいでいる感じがします。
基本情報
エリカ・レストラン(Erica Restaurant)
住所:275 Anzac Parade, Kingsford, NSW, 2032
営業時間:11:00~21:00
定休日:月曜日
カード:不可

キングスフォードと呼ばれるこの地区はもともとはギリシャ系の人が多かったそうですが、今ではインドネシアと中国出身の人が1位、2位をしめるとか。通りには中国各地やインドネシア、ベトナムなどの本場の料理を出す店が並びます。
そんなキングスフォードのオススメの店をもう1軒紹介しましょう。海南チキンライスが看板メニューの中華レストラン、「大家楽小厨」です。「エリカ・レストラン」を出たら、そのまま来た方向にアンザック・パレードを歩き、通りを渡った角の黄色い看板が目印です。近づくと目立つ赤い文字で、「馳名海南鶏」と書いてあるのが見えます!
サテーもやっているとのことですが、やはり基本的にはチキンライスが売りの中華料理。壁に貼ってあるスペシャルメニューも中国語のみ。さっそく名物チキンライス7.00A$と、スペシャルメニューから「琵琶豆腐」10.50 A$をオーダー。
山盛りになったライスの上にチキンのスライスが乗っているのを想像していたら、運ばれてきたのはチキンの足のぶつ切り。あれ?と思っていると、ジャーのような容器に入ったご飯が運ばれてきました。ご飯は2人でも何杯もお代わりできるぐらいたっぷりあり、サラサラでうっとりするほどの素晴らしい香りがします。肉も1人では食べきれないぐらいのボリューム。これで7 A$なんて信じられない!お茶のような香りのするニンニクの利いたタレもちょっと独特でヤミツキになりそう。
スペシャルメニューから選んだ「琵琶豆腐」は豚のひき肉と豆腐を混ぜ、衣をつけて揚げたものを、野菜と一緒に軽く煮てあんでとじた料理。豆腐をかむと肉汁がじわっと出て、たまりません!
20 A$以下で、2人でおなか一杯になれるなんて、大満足!!お店はランチタイムを少し過ぎているのに中国系の人たちで賑わっています。中国茶のサービスもウレシイ。
基本情報
大家楽小厨
住所:291A Anzac Parade, Kingsford, 2032
電話:02 9663 2853
営業時間:11:00~15:00、17:00~22:00(日~水)、11:00~15:00、17:00~23:00(木~土)
定休日:なし
カード:VISA、Master、Amex

チャイナタウンとはちょっと違った味わいのあるキングスフォードのアジア人街、シティからも遠くないので、足をのばしてみてはいかがでしょうか。UNSWに用事があるたびに、次は何を食べようかと楽しみにしているシドニーナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2008-11-04

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