シドニーの交通事情

何かと便利な?シドニーの交通機関とお得なチケットをご紹介!

シドニーでの移動は公共バスのほか、「シティレール」と呼ばれる鉄道網に加え、水上交通としてのフェリーサービスも充実しているのが特徴。それではひとつずつご紹介しましょう。

■公共バス

シティと郊外を網羅しているので、生活者にはたいへん便利な足となっています。観光地までいかないことが多いのですが、サーキュラー・キーやセントラル駅など、主な乗り換えポイントまでは利用しやすいです。市内の近いエリアからゾーン1、2、3と分かれていて、運賃が変わります。毎回現金で買うのも大変なので、バスをよく使う方には10回使用できる「マイバス1/2/3」などのチケットが便利。

■シティレール

シティはもちろん、郊外までを縦横に網羅しているほか、街の中心はセントラル、タウン・ホール、ウィンヤード、サーキュラー・キー駅、セント・ジェームズ、ミュージアムをぐるっと一周する循環線「City Circle」があって利用しやすいです。空港経由の路線もあるので、シドニーへのアプローチにはちょうどよいかも。ほかにはキングス・クロスや、内陸部へ足を延ばせばブルーマウンテンズの入口まで行くことができます。

■フェリー

サーキュラー・キーを起点に、各エリアに移動する、市民の大事な足であると同時に、観光客にとってもリーズナブルにクルーズできる交通機関。観光であればタロンガ動物園やマンリービーチ、ダーリング・ハーバーなどが利用頻度が高い路線です。

<サーキュラー・キー・乗り場案内>
2番ワーフ:タロンガ動物園、マンリーへの急行フェリー「Jet Cat」
3番ワーフ:マンリー
4番ワーフ:North Sydney、Mosman Bay、Watsons Bay(Double Bay経由)
5番ワーフ: Palamatta、Olimpic Park、Daring Harbour

■ライトレール(トラム)

路線は長くないけれど、セントラル駅からチャイナタウン、エキシビション・センター、コンベンション、ピアモント・ベイ、スター・シティー、フィッシュ・マーケットなど、ピアモントエリアを回った後、リリーフィールドまで続いています。カジノのあるスター・シティ、シーフードのメッカでもあるフィッシュ・マーケットなどへの利用が便利。通常路線は6:00~23:00の運行ですが、セントラル駅~スター・シティ間は24時間営業、というのも要チェック。

<駅名>
(Zone 1)
Central Station−セントラル駅
Capitol Square−キャピトル・スクエア
Paddys Markets−パディス・マーケット、チャイナタウン
Exhibition Centre−ヘイ・マーケット
Convention −ダーリング・ハーバー

(Zone 2)
Pyrmont Bay−オーストラリア国立海事海洋博物館
Star City−スター・シティ・カジノ
John Street Square
Fish Market−フィッシュ・マーケット
Wentworth Park
Glebe
Jubilee Park
Rozelle Bay
Lilyfield

<運行時間&運行間隔>
Central Station−Star City:
24時間、運行間隔10~15分(6:00~深夜)/30分(深夜~6:00)
Central Station−Lilyfield:
6:00~23:00(日~木)/6:00~深夜(金~日)、運行間隔10-15分

<所要時間>
Central Station−Lilyfield:
23分
Central Station−Convention:
7分

<料金>
1zone内−
片道A$3.80/往復5.20 青少年片道A$1.90/往復A$2.60
2zoneにまたがる場合−
片道A$4.80/往復6.40 青少年片道A$2.40/往復A$3.20
weekly ticket−
A$24.00
Day Pass−
大人A$9.60

*青少年:6-16歳、老人など

■ツアーバス

市内の観光地を循環する「シドニーエクスプローラー」と、東部のビーチエリアと北部のベイを周遊する「ボンダイエクスプローラー」があり。循環して運行するので、こちらも旅行者向け。また2階建ての循環ツアーバスも運行されています。


===便利なパス===

シドニーには各種、いろいろ便利なパスがあります。期間や用途によりうまく組み合わせればかなりお得になるかも。

■マイマルチ・デイパス  MyMulti Day Pass

シティレール、バス、フェリーのチケットが一体型になった1日用チケット。バス、シティーレール、フェリーが1日間乗り放題になります。ボンダイやマンリーなど、ビーチなどにもいけるので、旅行者にもかなり便利に使えます。またアトラクションの割引もあります。

−利用できるところ
○シティレール−シドニー郊外のエリアまで(Cowan、Emu Plains、Richmond、Carlingford、Macarthur, Cronulla、Otford Bondi Junctionに囲まれたエリア)
※Green Square、Mascot、Domestic, International の各駅を利用する場合は追加料金が必要になります。
○バス−シドニーバスの範囲内(特別なイベント、ツーリスト用のバスを除く)
○フェリー−シドニーフェリーの範囲内(マンリージェットキャット、特別サービスを除く)

発売所:
シドニー近郊のCityRailの各駅、シドニーバス、シドニーフェリー内、シドニーバスのトランジットショップ、サーキュラー・キーとマンリーにあるシドニーフェリーのチケットオフィス。
※シティレールの駅、バス内、船内でご購入されたチケットは購入時より有効。トランジットショップで購入した場合は初めて使用した日が有効期限日となるので、前もって買っておくことが可能。

金額:
大人21ドル/子供11ドル
※家族運賃割引が適用されます。

■マイマルチ1/2/3 MyMulti1/MyMulti2/ MyMulti3

ゾーン内でシティレール、バス、フェリーが乗り降り自由なチケット。期間は1週間、28日間、3か月、1年。
発売所:
シティレールの多くの駅。3か月や1年のMyMultiをご購入する場合、申込用紙をダウンロードして記入の上申し込みが必要。

■ズー・パス  ZooPass

サーキュラー・キーからタロンガ動物園まで、往復フェリー乗車券とタロンガ動物園の入場券がセットになったパス。

発売場所:
フェリー乗り場。



===便利なシティレール切符割引===

■Return Tickets
往復の乗車券。復路のチケットの有効期限は翌日の朝4時まで。

■Off-Peak return tickets
平日の朝9時以降に出発、または週末&祝日は30%オフになる往復チケット。
復路のチケットの有効期限は翌日の朝4時まで。片道乗車券での割引はありません。(Katoombaなど離れたエリアでは朝9時より早く適用されます)

■Child Fares
子供運賃。4歳以上16歳未満は大人運賃の半額。
4歳以下は大人と一緒であれば無料。
また子供の2点間のoff-peak ticketもあります。

■Family fares
家族運賃。大人と一緒に乗車する場合、1人目の子供は子供運賃、残りの子供は無料

購入場所:

シティレールのチケットオフィス、券売機で購入できます。

その他情報

※料金を修正しました。<2013.1>
※ドルはオーストラリアドルになります。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2010-12-28

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