ロックスのど真ん中という便利な立地にオーストラリア中のファイン・ワインが大集結!
こんにちは、シドニーナビです。 今日ご紹介するのはロックスのランドマーク、クロック・タワーの向かいにあるワイン・オデッセィ。こちらはオーストラリア中から集めたファイン・ワインをスモール・サイズで$3〜と格安で試飲しながら選べるワインのセレクトショップなのです。
買い物や食事、観光とすべてに便利なロックス
サーキュラー・キーのすぐ裏手、ブラブラ歩いても10分足らずという手軽なロケーションから連日観光客で大混雑…と思って入り口のドアを開けるも意外なことに喧噪とは無縁の店中。まず目に入るのが小さな部屋の真ん中にワインがグルリと並んだ島(写真右)があり、壁際にもワインがズラリ。でもそれほど種類は多くないかも?と言うのが第一印象。いやはやしかし侮るなかれ。実は少数精鋭ワインの集まりに、最初の一杯を決めるのが至難の業。しばし悩むことになりそうです。
ワイン・ジャーニー・ルームでワイン旅!
店内は大きく分けてワインの試飲&販売をするワイン・ジャーニー・ルームとレストランに分かれています。今日はこのテイスティング・エリアをご紹介しましょう。
まず最初に入り口すぐのカウンターでワイン・オデッセイ・カードを借ります。店内での試飲は全てこのブルーのカードに記憶され、最後にまとめて清算というシステム。試飲のグラスは全部で3種類あり、一番小さいのが25mlのテイスト、次が75mlのハーフ・グラス、一番大きいのが150mlのフルグラス。ご自身の予算と試飲ペースに合せてグラスのサイズを選んで、気になるワインの下に置きます。機械の上部にある差し込み口にカードを入れてグラスの大きさに合わせたボタンを押すとスルスルスル〜ッと出てくる仕組み。
ワイナリーでの試飲はスタッフとフェイス・トゥ・フェイスなので、気軽に質問できる代わりにちょっと緊張してしまいますよね。飲んですぐに感想を求められても困っちゃう〜なんてことも多いですし。ここは気兼ねなく自分のペースで飲めるのでラクチン。ボトルの下にワインの生産地や特徴、値段などが書いてありますが、わからないことがあればスタッフに気軽に声を掛けてみましょう。
さっそく試飲をしてみましょう!
オーストラリア・ワイン・マップを見ると寒暖の差がある土地のワインが多いですね。
最初に挑戦したのはビクトリア州、メルボルンから南西にあるジーロン産の2009年産白ワイン。一口含んだ瞬間にフルーティーさがふわ〜んと広がります。 柑橘系と洋梨の香りがほどよく調和したその味はどんな料理にもよく合いそうです。試飲のお値段もテイスティング・サイズでA$3とお得な設定。
お次は赤ワイン、西オーストラリア、パース近郊(とは言っても280キロ近くも離れていますが)のワイン名産地、マーガレット・リバー産の2007年ものを飲み比べ。 良質のブドウが取れるフランス、ボルドーの気候に似ているこの土地は世界有数のワイナリー・エリアだけにちょっと期待が高まります。片やA$3.5、もう一方はA$8.5とお値段の開きは倍以上。どれだけ味に差があるのか気になるところです。
最初に飲んだFarmoy Estateはベリーの香りが強めで軽い割には渋めです。お次のMOSS WOODは濃厚なチョコレートの香り。なのに口に入れると軽くなるマジック・テイスト。一口に「同郷のブドウ」と言ってもこんなに個性が違うなんてビックリ!大雑把に分けると「オージー好みの暑い季節に良く合うサッパリ型」と「ヨーロピアン向けの鼻と口で二度楽しめる、シットリ型」といったところでしょうか。
いかがでしたか?ワインだけでは物足りない方はチーズやフィンガー・フードのバースナックもオーダーできます。市内のファイン・レストランで食事に合わせてグラスで飲む、ボトル・ショッップで気になるワインを片っ端から買って部屋で飲む。なども一つの手ですが、時には街中でワイナリー巡り気分も新鮮ではないでしょうか?以上、シドニーナビでした。