シドニーを代表する観光スポット、オペラハウスの魅力をじっくりご紹介♪
こんにちは、シドニーナビです。
今日はシドニーを代表する観光スポット、オペラハウスをご紹介したいと思います。オペラハウスといえばシドニーのシンボル。白い貝殻のような、はたまたヨットの帆が膨らんだような独創的なデザインはどの角度から見ても美しく、ついついカメラを向けてしまいます。シドニー観光で誰もが訪れるであろうオペラハウス、写真撮影だけでなく、ぜひじっくり時間をかけて過ごしてみてください!
まずは知っておきましょう。オペラハウスとは?
オペラハウスのボックスオフィス
<芸術の発信地>オペラハウスには大小5つの劇場があり、オペラや演劇、コンサートなど年間1600以上のショーが上演されています。劇場のほかに、3つのレストラン、6つのカフェ・バー、2つのギフトショップ、リハーサル室や図書館、ギャラリーなどが併設された複合施設。シドニー湾のベネロング・ポイントに突き出たように建ち、2007年にはオーストラリアの世界文化遺産に登録され、20世紀を代表する近代建築物のひとつといわれています。
オペラハウス全体図
<オペラハウス建設プロジェクト>斬新で独創的なオペラハウスのデザインは、デンマークの建築家「ヨーン・ウォッツオン氏」によるもので、世界中233件の応募の中から選ばれました。しかし、そのデザインの複雑さゆえ工事は難航し建設費が上がるなどして、ウォッツオン氏は辞職に追い込まれることに。その後、幾つかのデザインの変更が行われたものの、当初4年の予定だった工期は10年以上も延び、最終的には16年の歳月と1億200万ドルをかけ1973年に完成したということです。
白色とちょっぴり桜色がかったクリーム色のタイルが組み合わせれています
<屋根のタイルについて>オペラハウスの大きな特徴である曲線を描く屋根には、全部で105万6000枚のスウェーデン製のタイルが使われています。色は輝くような白という印象ですが、 実は光沢のある白色と光沢のない薄いクリーム色の2種類が組み合わされているため、天候や時間によって見え方が変わるのです。
また、このタイルは汚れが付きにくい特殊な加工がされていて、強い雨で充分キレイになるため定期的な清掃の必要がないとのこと。オペラハウスが作られてから今までの40年間で屋根のタイルが掃除されたのはなんとたった2回で、そのひとつはシドニーオリンピック開催前だったのだとか。
オペラハウスに行ってみよう
サーキュラー・キーから出発~
オペラハウスへの最寄り駅となるのはサーキュラー・キー。シティの北側に位置するサーキュラー・キーへは、タウンホール周辺のホテルから歩いても約15~20分ほどです。サーキュラー・キーに到着したら、フェリーターミナル(海)を正面に見て右方向が「サーキュラー・キー・イースト」呼ばれる東サイド。オペラハウスへはこの通りを歩いて行きましょう。
サーキュラー・キー・イーストの海沿いの遊歩道にはオープンテラスのレストランが並んでいます。海をはさんで反対側はロックスエリア、前方にはハーバーブリッジが見え、何度通ってもここを歩くと観光気分が盛り上がります!
数分で正面にオペラハウスが見えてきました! 何枚もの甲羅型の屋根が重なる美しいオペラハウスの全景と、その大きさを際立たせるようなオープンテラスの白いテント、そしてそばには青い海。この辺りが実はベストな撮影スポットかも!
海沿いの遊歩道はオペラハウスの周囲をぐる~と回れるようになっています。オペラハウスの裏側まで歩くと観光客も少なく、シドニー湾をのんびり眺めることができる穴場スポット。お天気のいい日にはぜひこちらまで歩いてみてくださいね。
オペラハウスの中に入ってみよう
階段を上がって入り口へ
オペラハウスの正面エントランスへはこの階段を上がります。ですが、この辺りまで来て写真を撮って終わり、というパターンの旅行者は結構多いかも・・。せっかくですからぜひ世界文化遺産の建物内に入ってみましょう。時間とお金をかけずにちょこっと覗いてみるもよし、ツアーに参加して建物内を隈なく見てみるもよし、チケットを買ってオペラやコンサートの舞台を観てみるもよし! そんな3つの楽しみ方をご紹介していきますね。
アッパーフロアのようす
<アッパーフロアを見てみよう>オペラハウス正面エントランスから中に入ると、アッパーフロア(日本でいう2階)にボックスオフィスとチケット売り場カウンターが並んでいます。興味がある方は滞在中にどんな公演が予定されてるか、パンフレットやボックスオフィスでぜひチェックしてみてください。壁には舞台の電光ポスターが並んでいますので、それをみて面白そうな舞台がないかチェックするのもいいでしょう。このアッパーフロアにはその他に、荷物を預けられるクラークやカフェ、レストラン、そしてギフトショップがあります。
チケットカウンター。ネット予約をした場合はここでチケットの受け取りを
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カンポス・コーヒー・カフェ。マフィンやペーストリーも売ってます
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オペラハウスのお土産ってどんなものがあるのでしょう? ギフトショップに立ち寄ってみました。とそこで、なんとオペラハウスのゆるきゃらを発見! 耳がオペラハウスの屋根の形になってますww。店員さんに聞いてみると、つい最近やって来たニューフェイスで、彼の名前は「シド(SiD)」くん。しかも「ニー(Ney)」ちゃんというガールフレンドもこれからやって来るんだとか。・・・いや、しかし意外と安易なネーミング?! オーストラリアにもゆるきゃらっていたんですね~。ナビ、始めて見ました~^^
<オペラハウス・ツアーに参加しよう>アッパーフロアから階段を上った先がコンサートホール。昼間は館内を見学する「オペラハウスツアー」に参加する以外に入ることはできません。ツアーはガイド付きで、一番大きなコンサートホールやオペラ劇場(公演のリハーサルをしている時は入れない場合があります)、小劇場、ガラス張りのインターバル・ ホールなどを見てまわります。オペラハウスの建設決定から、このユニークなデザインの採用に至る経緯、そのあまりにもユニークなデザインための建設の難しさ、工期の延長とそのための資金調達の方法など、オペラハウスの歴史や秘話なども聞くことができる大変興味深いツアーです。
ツアーの受付はボックスオフィスまたは、ロウアー・コンコース(日本でいう1階)にあるツアーデスクにて。英語ガイドのほかに日本語ガイド付きツアーもありますので、興味がある方はぜひ参加してみてはいかがでしょう。料金は1時間の英語ガイドツアーが35ドル、45分間の日本語ガイドツアーが24ドルです。
コンサートホールのようす
<オペラ、コンサートを鑑賞しよう>そしてやはりなんと言っても、オペラハウスの素晴らしさを実感できるのは、オペラやコンサートの舞台を鑑賞したときでしょう。ちょうど6月末からはオペラのシーズンが始まります。コンサートはクラッシックに限らず、ジャズ、ポップス、ロックとさまざまな音楽ジャンルのほか、ダンス、バレエ、コメディーや、トークショーなども行われます。料金も50ドル以下の手ごろな席もありますし、チケット予約もオペラハウスのホームページから簡単にできます。シドニー・オペラハウスで舞台鑑賞なんてきっと旅のいい思い出になるのでは? ちょっぴりオシャレしてぜひ夜のオペラハウスに出かけてみてください。
オペラハウス観光をもっと楽しむ
オペラハウスの見学が済んだら、「ロウアー・コンコース」にある「オペラ・キッチン」や「オペラ・バー」で食事やお酒を楽しみましょう。ヨットやフェリーが行きかうシドニー湾沿いのオープンテラスで、オペラハウスやハーバーブリッジを眺めながらの一杯はと~ってもおいしいこと間違いなし!
場所柄ゆえ観光客ばかりなのではと思いがちですが、仕事帰りに立ち寄るローカルも多いため、平日の夕方や夜はかなり混むことも。夜はライトアップしたオペラハウスやシティの夜景も見えてとってもキレイ! オペラ・バーではライブ演奏が聴けることもあります。これからは徐々に寒くなる季節、オープンテラスにはヒーターがついていますが、海風が冷たいため寒さ対策はしっかりして出かけることをおススメします。
シドニー湾の向うに見えるハーバーブリッジ
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夜のオペラハウスもまた違った雰囲気
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いいかがでしたか?
シドニー滞在中はきっとさまざまな場所からオペラハウスを眺める機会があると思います。対岸のロックスやハーバーブリッジの上、海を走る船の上からなど、いろんなアングルのオペラハウスを写真に撮って、「ザ・シドニー」というお気に入りの一枚を残してくださいね。
以上、シドニーナビでした。