シドニーを代表する動物園。湾が見下ろす丘の上で、家族連れでフェリーに乗って観光気分で行ける動物園!
グッダイ!シドニーナビです。オーストラリアの動物が気軽に見られる、というところはシドニー市内にダーリングハーバーの「Wildlife World」もあるのですが、こちらはやや小ぶりの室内が中心の施設で、時間の限られた方向き。一方、広い敷地を誇り、ピクニック気分でのんびりできるのがこちら、「タロンガ動物園」です。
オーストラリア特有のコアラ、カンガルーなどの動物はもちろん、ゾウ、キリンなどの動物も飼育されているので、地元の人にも親しまれている動物園。ナビが訪れた日曜日にも多くの人が来園していました。
サーキュラー・キーからフェリーで行くと聞いて「けっこう遠いところにあるのかな」というイメージでしたが、フェリーに乗ったらあっという間に到着。ZOO PASSを購入すればケーブルカーも無料なので、それで一気に動物園のピークまで上がり、ゆっくりと下りながら動物園を楽しみましょう!
2番フェリー乗り場から出発!
タロンガ動物園へはサーキュラー・キーの2番フェリー乗り場から向かいます。このチケット売場でZoo Passが売られているので、Passを購入してから向かいましょう。
フェリーはだいたい20分ほどで1本出発。だから、それほど待たずに乗り込めます。出港すると、オペラハウスを右手に眺めながら、気持ちの良いしばしの船旅。その気分が覚めぬうちにもう向かい岸の船着き場に到着。時間にして約10分の船旅です。
下船し、正面に停車しているバスに乗車。フェリーで使ったPassがそのまま使うことができます。また、左手へ登ったところにはケーブルカー乗り場があり、ケーブルカーで眼下に園内を眺めながら、ゆうゆうと行くこともできます。ちなみにケーブルカーの料金もPassの中に含まれています。
バスを降り、ちょっと丘を登ったところに動物園ゲートがあります。ここでバスを降りた乗客が列を作っています。ここはチケット販売窓口。Passがある場合はそのまま正門に入りましょう。係の人がチケットを確認、入場券込みのPassと分かると、スルーさせてくれます。
MAPをもらって歩きましょう!
広い敷地なので、ゲートの正面にあるi マークのインフォメーションへ行って、マップをもらいましょう。親切そうなヒゲのおじさんから「Japanese?」と聞かれ、別に1枚、ここにいる動物の解説リストの日本語版をもらえます。地図を広げると敷地はひし形になっていることがわかります。東側には「African Waterhole」や「Wild Asia」エリア、西側に主にオーストラリアの動物がいる「Wild Australia」エリア、その南側には「Kid Zoo」が広がっています。また南側の「Great Southern Oceans」エリアを現在(2008年4月)建設中で、2008年中にはオープン予定とのこと。完成が楽しみですね。
カンガルー、ワラビーが放し飼い!
さて、歩き始めましょう。インフォメーションで「12時と15時にバードショーがあるよ」と言われたので、それに間に合うようにコースを設定。まずは「Wild Australia」エリアを回ってみることに。
「Wild Australia」エリアの特徴は、動物がオリの中に入れられているのではなく、自由に放し飼いになっていること。その中を人がコンクリートの通路に沿って歩いていきます。ワラビーなどがそばにいて、近づくと逃げちゃうので、そーっと近づいて記念写真、撮っちゃいましょう。
こちらのエリアにはコアラ、カンガルー、ワラビー、エミュー、タスマニアデビル、カモノハシ、ハリモグラ、ウォンバット、クカバラなどを見ることができます。
コアラさん、ユーカリの樹の上で寝ている座り姿、背筋が伸びていて、人間のよう。
アボリジニ語で「ウォータービュー」!
コガタペンギン、テナガザルがいる場所を通り抜け、フードマーケットのエリアへ。このあたりはシドニー湾の景色も見え隠れして、散歩しているだけでとても気持ちいいです。「タロンガ」とはアボリジニの言葉で「ウォータービュー」という意味だそうですが、まさにその名の通り!
広いゾウさん広場で遊ぶ子供たちを眺めたりしていたら、バードショーの時間。半円形になったステージはすでに満員。2人の飼育員の解説とともに大ワシや色鮮やかな鳥たちが飼育員の指示にあわせて自由に客席の間を飛び回ったり、時には観客の腕にとまったりと、会場をわかせていました。
コモドドラゴンがいた!
会場はまだ広い!今度はまた坂を登り、園内の北東方向にいるトラ、ライオン、キリンやチンパンジーのいるエリアをひと回りして、もと来たゲートの近くまで一周することに。
途中、世界一大きい爬虫類、といわれる恐竜まがいのコモドドラゴンに会えたのはちょっとナビも感動!(微動だにしませんでしたが)。
蛇などのいる室内施設「Reptile World」にも美しい殻を背負ったカメや、カメレオンに会うことができます。
ランチ持参、シドニー湾をおかずに!
ナビが見るところ、結果的にはPassを買っていったほうが後で余計な追加料金や販売所で並ぶこともなくお得なよう。また食事はゾウのいる前の「Food Market」がありますが、混雑している時間は大変なので、あらかじめランチボックスを用意したり、サンドイッチなどを購入しておき、シティを一望できる場所でのんびりいただくことをおススメします。以上、「タロンガ動物園」からシドニーナビでした。