横浜の赤レンガ倉庫に2号店、そして今年の7月には東京お台場店がオープンする人気カフェ!本場のシドニーで味わってみませんか?
こんにちは、シドニーナビです。爽やかな朝にふさわしい朝ご飯ってなんだろう?旅先と言えども朝っぱらから見たこともない食材を使った大冒険の食卓はヘビーだし、せっかくの外食。馴染みのあるメニューで「いつもよりちょっとひと手間」のあるものだったらうれしくないですか?今日はリッチ・ピープルでおなじみのウラーラ店での朝食風景をご紹介しましょう。
ショッピングエリアのど真ん中
場所はショッピングエリアのど真ん中。郵便局、パブ、そしてこのbillsが入っているクイーン・コートとアイコンだらけの交差点に位置しています。高層ビルが存在しないこのエリア。ほとんどがタウン・ハウスで出来ている街並の中で、「レモン・イエロー+2階建て+真四角」な建物はかなり目立つので簡単に見つけられるのではないでしょうか?カフェはクイーン・ストリート側とモンクー・ストリート側の2カ所に入り口から入ることができます。
どこにでもありそうなカフェでも、何かが違う
シドニーに3店舗あるビルズは、一見どこにでもありそうなカフェですが、同じようでも何かが違います。きっとカリスマ・シェフと彼を愛するスタッフのプライドと温もりが店内に溢れているのでしょうね。ホテルのダイニングのようなスッキリ感と大きな窓から入る日差しは3店舗とも共通です。
こちらウラーラ店がサリーヒルズ&ダーリンハーストの2店と大きく違うところは中庭があるところ。外の喧噪から離れ、中庭からの四角い空を眺めて風を感じながらの朝食は1年中爽やかな気持ちで1日のスタートを約束してくれるかも?晴れたときは日傘、寒い日はストーブとお外ご飯が楽しめる気遣いがされているのも嬉しいですね。ランチや午後のお茶タイムなど、1日中ローカル客でにぎわっています。
さて、本日のオーダー!
うれしいことに、看板メニューのパンケーキは朝食メニューでありながらも「オールデイ(1日中)」楽しめるようになっています。ちなみにシドニーのカフェではこの「オールデイ・ブレックファーストメニュー」を取り扱っているところが多いです。朝食は定番のパンケーキやシリアル、マフィンに卵料理など、ランチはスープやサンドウィッチ、ハンバーガーなどのもうちょっとボリュームが多いものも扱っています。
シングルオリジンをローストしたコーヒー豆を使ったラテは濃すぎず薄すぎずの絶妙な深み具合。フレッシュ・スクイーズのオレンジジュースは毎回味がちょっとずつ違うのは新鮮なオレンジを使っている証拠。日によってちょっと酸味や甘味の強さが微妙に違うので、どの日に当たるかはオーダーしてからのお楽しみ!
リコッタ・チーズのパンケーキ
パッと見た感じでは普通のパンケーキ。しかも日本のように「キレイな丸型」でない素朴なルックス。それがナゼこんなに人気メニューとなったのでしょうか?見た目の無骨さとは対照的にふわりとした口当たり。そしてパンケーキ本来の味のジャマをしないギリギリラインのリコッタ・チーズの存在感。そしてオージーに取ってはこれも大切な要素・・・かな?ズバリ腹持ちの良さ!パンケーキは2枚あるので、最初はそのまま下に隠れているバナナとハニーコム・バターと一緒に、2枚目はメープルシロップをふんだんにかけて食べるのがオススメ!
ココナッツ・ブレッド
実はこれ、ナビのイチオシなんです。シドニーのカフェでバナナ・ブレッドはよく見かけますが、ココナッツを使っているのは結構レアかも?オーヴンで温めたパンの上に薄切りバターが程よく溶けて、テーブルに置かれた途端になんとも美味しい香りが立ちのぼってきます。ナゼかパンケーキとは違ってナイフのみ。フォークをサーブしてくれない理由は何なのでしょうか?(そういえばフレンチスタイルのカフェでもエクレアなどはナイフのみだされますよね?これも同じことなのかな??)日本人にはあまり馴染みのない「ナイフで切って、手づかみで食べる」方式。もちろんスタッフに言えばフォークを持って来てくれるので無理しないでくださいねー!そして肝心のお味の方は、ココナッツが南国気分にさせてくれる「お陽様に似合う味」とでも言いましょうか?しっとりしながらもココナッツのシャリシャリ感が混ざり合って、ちょっとしたオヤツ感覚で食べ始めると止まらない。パンケーキを食べるほどにはお腹が空いていない時にちょうどいいボリュームです。
この店のメニューは、全体的に「オージー・サイズ!」という大きさではないのが日本人には嬉しいですね。週末の朝は特に混み合うので、10時前に行くと並ばないで席に通される可能性が大きいです。並んだとしても、日本の一大ブーム時のように「数時間待ち」なんてことはないので(待ってもせいぜい10-20分くらい?)ご心配なく。お隣りのお店のショウウインドウを覗いている内に案内してくれることでしょう。
天気が良い日はテラス席から
人気店ゆえ、隣りとの席が近いかな?って気がするのですが、テラスが吹き抜けになっているせいか、それほど隣りの人の話し声がジャマになりません。お陽様とおしゃべり大好きなオージー。天気が良い日はテラス席から埋まって行くというのも納得です。
いかがでしたか?ウラーラは「リッチな大人の街」だけあって、客層も他の店に比べて落ち着いています。子連れの人はよく見かけますが、サリーヒルズ店に比べて観光客や10代の若い学生はあまり見かけません。大人もチビちゃんも皆シンプルだけれど良いものをお召しになっているのが素人目にもわかります。リッチピープル・ウォッチングも楽しみのひとつかも。何度かこのお店に足を運んでいるナビですが、小さな子どもでも騒いだり走り回ったりしているのを一度も見たことがありません。マナー良くナイフとフォークで食事を楽しむ様子は見ていて感心してしまいます。ちゃんとお友達とはしゃぐ日とそうでない日のお店の選び分けをしてるのでしょうか?それとも良い子はどこでも良い子なのでしょうか? リッチ・キッズたちに興味津々のシドニーナビでした。