シドニーのオススメ食べ物!

オーストラリアと言えばオージービーフにビールかワインが定番だけど、実際はどのような食べ物が人気?最近のシドニー食事情を紹介します!

こんにちは、シドニーナビです。突然ですが、実は現在のシドニーは「食生活の過渡期」の真っ最中!「オージー=デカイ(ストレートに言っちゃうとかなり太めってコト!?)」を何とか払拭しようとがんばっている最中なのです!その影には、ここ数年はやり続けている料理番組の存在が大きいでしょう。イギリスを代表するカリスマシェフ、ジェイミー・オリバーが最初にオーストラリアの料理ブームに火をつけ、その後「マイキッチン・ルール」や「マスター・シェフ」など素人参加型の番組が大流行!こちらは参加者も弁護士や学生など料理業界とは関係のない人ばかりで、毎週出されるテーマに沿ってトップを目指して勝ち抜いて行くスタイル。撮影場所もスタジオに限ることなく、NYや香港など食の本場へ海外遠征したり、カリスマ・シェフをゲストに呼んだりと話題性もバツグン。優勝者がもらえるのは多額の賞金だけではありません。実際にお店を持たせてもらったり、料理本を出版したり、トーク・ショウに出たり、雑誌でも特集を組んだりと、「国民的アイドル・シェフ」と輩出し続けています。
魚料理を食べるなら油で揚げたものより焼き、または蒸しもたものをチョイスする人も増えて来たようです。

魚料理を食べるなら油で揚げたものより焼き、または蒸しもたものをチョイスする人も増えて来たようです。

そんなオーストラリアン・ドリームを応援し続ける視聴者も、気づけば料理にこだわるようになってしまい、レストランの種類やそのメニューもこの10年で飛躍的に増えて来ました。あんなに大人気(というか国民食的な色合いもあった?)だったフィッシュ&チップスも、最近では「前ほど食べなくなった」という声が。同じメニューを食べるなら「油で揚げただけ」のファスト・フードのテイク・アウェイよりは、レストランやパブで食べる「サラダ付き」にシフトする動きが見られてきています。このように食文化が変化しつつあるシドニーで、あまりストイックになりすぎない程度に?!ナビと一緒に美味しいものを探してみましょう。

ビーフ・パイ&ソーセージ・ロール

「風邪をひいたらお粥でしょ?」なアジア人はビックリ!?「熱があってもこれを食べる!」というオージーも多い(そもそも病人食という概念がないらしい)というようにどんなに世間で健康志向が高まって来ていてもオージーと切っても切れぬ仲なのがビーフ・パイやソーセージ・ロールなどに代表されるパイ類。朝ご飯代わりやランチ、オヤツ・タイムなど、時と場所を選ぶことなくチョイスされています。大きなお肉がゴロゴロ入ったビーフシチュー、カレー風味、野菜のみのサッパリタイプまで中身もいろいろですが、表面さっくり、中身はしっとりが美味しさの基本。ソーセージ・ロールはポークやビーフのひき肉が一般的ですがお店によってスパイシーなものやエスニック風味なものも見られます。そしてビーフ・パイにはグレービー・ソース、ソーセージ・ロールにはトマト・ケチャップをつけて食べるのが一般的。お持ち帰りの紙袋に入れてもらった時は素早く食べないと湿気でふにゃふにゃになってしまう&そのまま鞄などに入れると油が外にしみ出て大惨事になるので注意してくださいね!
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ステーキ&ソーセージ

これぞパブ飯&野外BBQの定番中の定番!ステーキはオージー・ビーフが一番人気なのは言うまでもないですが、ラム肉もかなり根強い人気を誇っています。パブのA$10ステーキを食べにくる家族連れも多く、子どもでも日本人の成人男子並みのボリュームをペロリと平らげてしまう様は圧巻です。基本スタイルはシンプルにただ焼くだけ!その分お肉の新鮮さが勝負とされていますが、これだけの肉類の消費量を誇るオーストラリアではお店の回転率も良さそうなので心配はいらなさそうです。レッドワインのソースかマッシュルームのソースの2種類から選ぶところが多く、味付けとしてはレッドワイン・ソースの方が若干さっぱりめ。自分で焼くスタイルのセルフ式のパブも多く、アクティビティ感覚で楽しめます。お店の人が焼いてくれるパブでも焼き加減の指定ができるので、オーダー前に決めておいてくださいね。シッカリ焼きが好みのかたでも「ウェルダン」でオーダーすると、かなりガッチガチで出て来るので、「ミディアム」程度で留めておいた方が美味しくいただけます。ちなみに日本人旅行者の一番人気は「ミディアム・レア」だそう。

ステーキほどのボリュームはいらないという人たちに人気なのが、ソーセージ。フランクフルト・サイズのソーセージにナイフを入れるとジュワ〜ッと出てくる美味しそうな香りと肉汁に食欲が刺激されます。ビーフかポークから選べることができ、どちらにもマッシュポテトとキャラメライズド・オニオンと呼ばれる甘いタマネギがついてくることが多いです。軽めと言っても日本人女性にとっては結構なボリュームがありますのでご注意くださいね。
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飲茶

週末のチャイナ・タウンは中国人だけでなく沢山のオージーたちで賑わっています。メニューを見てそれぞれにオーダーするものより、実際に目で見て選べるワゴン式のお店の方がより人気があるようです。ワゴンで運ばれてくる料理で気に入ったものがあったらウェイトレスに声をかけてサーブしてもらいましょう。蒸し物系の料理は蓋付きで運ばれて来るので、テーブルに乗せて貰う前に見せてもらった方が失敗は少ないよう。「思っていたものとちょっと違う…」なんていう時には「やっぱりいらない」と笑顔で言えば大丈夫!サーブされる時にテーブルの台紙にスタンプを押してもらうのが一般的。料理のグレードによって値段がかわって来るシステムは日本の回転寿司と同じ感覚ですね。オージー&日本人に人気なのは、焼売や餃子などの蒸し物とシンプルに蒸しただけの中国野菜。お醤油はテーブルに置いてないことが多いので、スタッフに「ソイソース・プリーズ!」と頼んで持って来てもらいましょう。ワゴンで回って来なくてもオーダーすれば北京ダックを一人分サイズでサーブしてくれるお店も多く、日本で食べるより割安なのでオススメです。「見た目そのまんま」で食べるのに勇気がいりそうな鳥の足を甘辛く煮たものなどはアジア人以外で手を付けるのをあまり見かけませんが、旅の想い出に挑戦してみてはいかがですか?

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ラクサ

「オーストラリアに来て初めてラクサを食べた」という外国からの移民の声をよく聞くほどに街のあちこちで見られるメニュー。アジア系のお店に限らずパブでのランチ・メニューでもよく見かけます。一口にラクサと言っても中身はシーフードやチキン、ベジタリアン、スープもチリの主張が強いものからココナッツ主流のマイルドなものまで、お店ごとにかなり違う味付けになっています。
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いかがでしたか?多民族国家だけあって、洋食以外の選択肢もかなり多いのがシドニーの良いところ。立ち食い感覚の軽いものから席についてガッツリものまで、その日の予定と体調によって食べ分けてみてくださいね!健康志向と言えば、今まで一日に何杯もコーヒーや紅茶に砂糖を入れて飲み続けていたオージーたちの中に無糖の緑茶や中国茶、ハーブティーに切り替える人が最近増えて来たそう。お陰で食事の合間やお茶タイムでコーヒー、紅茶(&ソフト・ドリンク)以外の選択肢ができたのは日本人にはウレシイ変化ですよね!美味しく食べた後にはガッツリ街歩きでカロリー消費して健康的にシドニー滞在を楽しんでくださいね。以上、シドニーナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-08-12

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