シドニーで宝くじに挑戦!

旅のついでに一攫千金!?

こんにちは、シドニーナビです。日本には“風が吹けば桶屋が儲かる”ということわざがありますが、同じ意味合い(?)で“不況になれば宝くじ屋が儲かる”という万国共通用語がここシドニーでも通用するらしく、先日のオーストラリア過去最大の一等賞金A$90ミリオンOZロト(宝くじ)フィーバーは凄いものがありました。
成人国民の過半数が夢を求めて、というよりはかなりの欲望&野望で目を輝かせて売り場にならんでいたものです。もちろんナビも買いましたが、結果は惨敗。翌日にはご近所さんと不貞腐れましたさ。ちぇっ。しかし日本に比べて人口密度が少ない&当選金額が超高額ということで、日本だったら年に数度の数億円が毎週のようにバカスカ当たっているのもまた事実。先日のOZロトの当選者は2人いて、そのどちらも「初めてのロト購入だった」と言うからどでかいビギナーズ・ラックを当てるべく一緒にチャレンジしてみませんか?

さぁまずはロッタリー売り場に足を運んでみましょう!

専用のロッタリー売り場だけではなく、ニュース・エージェンシー内に売り場があるところが多いですが、どちらも大きな看板が出ているので簡単に見つけられますよ。さあお店に入ったはいいけれど、何をどうしたら億万長者になれるの?とちょっと困ってしまいますよね。

NSWの宝くじは大きく分けて2種類!

まずはその場であたりがわかるスクラッチ。その場でカードを擦って当たりが出れば賞金がもらえます(数千ドルの高額当選になった場合は事務手続きが必要となって来るので時間がかかってしまいます)。値段は一枚A$1〜10とお手軽な割に当選金額は2万〜10万ドルとなかなかご立派!種類も多く、左がわの絵柄と同じものが出れば、その下の金額が当たるものや、双六形式で矢印に沿ってスクラッチしていき、最後に到達した金額の賞金が当たるものなどゲームの方法も多種多様。
ちなみにカードを擦るには大きさ、形共に50セントコインがうってつけ!そのためにあんなに大きな12角形に作ったんじゃないのか?とつい思ってしまいます。
こちらがスクラッチ・ゲーム。値段がが上がるほど当選金額も上がり、遊べるゲーム数も増えて行きます。

こちらがスクラッチ・ゲーム。値段がが上がるほど当選金額も上がり、遊べるゲーム数も増えて行きます。

さて、一緒に挑戦してみましょう!

最初は一番簡単な絵合わせゲーム。ペンギンに運を託してみましょう。こちらは1枚A$2で最高賞金が5万ドル。さぁてどんな結果になるのかな?

最初は一番簡単な絵合わせゲーム。ペンギンに運を託してみましょう。こちらは1枚A$2で最高賞金が5万ドル。さぁてどんな結果になるのかな?

まず、左の“ラッキー・シンボル”のペンギンを3羽スクラッチ!お供はオーストラリアの野生動物満載のナビお気に入り50セント硬貨です。
ペンギンの下に隠れていたのは、“サカナ”“雪の結晶”“ダイバー”のみっつの絵柄。右の“PRIZE”に同じ絵柄が出て来たらその下の数字が当選金額となります。

まず、左の“ラッキー・シンボル”のペンギンを3羽スクラッチ!お供はオーストラリアの野生動物満載のナビお気に入り50セント硬貨です。 ペンギンの下に隠れていたのは、“サカナ”“雪の結晶”“ダイバー”のみっつの絵柄。右の“PRIZE”に同じ絵柄が出て来たらその下の数字が当選金額となります。

最初はアザラシ。残念っ!10ドルさよーなら〜。でもナビが狙っているのはもっと大きな数字だからまだ心の傷は浅いもんねー!

最初はアザラシ。残念っ!10ドルさよーなら〜。でもナビが狙っているのはもっと大きな数字だからまだ心の傷は浅いもんねー!

お次はフクロウ。これまたハズレ。おっと賞金5000ドルだ!ちょっと心が揺れてきました…

お次はフクロウ。これまたハズレ。おっと賞金5000ドルだ!ちょっと心が揺れてきました…

ドンドン絵柄は出てきますが、ラッキー・シンボルと同じ柄は一向に見えてきません。遂に5万ドルのイルカまで出て来ちゃって残るはひとつ!

ドンドン絵柄は出てきますが、ラッキー・シンボルと同じ柄は一向に見えてきません。遂に5万ドルのイルカまで出て来ちゃって残るはひとつ!

おぉっと!雪の結晶が出てきました!やったーっ!残り物には福がありました! 下には“A$2 FREE TICKET”とありますので、今回と同じA$2のゲーム1枚と引き換えてもらえます。今度こそデカイの当てるぞー!!

おぉっと!雪の結晶が出てきました!やったーっ!残り物には福がありました! 下には“A$2 FREE TICKET”とありますので、今回と同じA$2のゲーム1枚と引き換えてもらえます。今度こそデカイの当てるぞー!!


さて、2ドルゲームで引き分けとなったので、お次はもうちょっと大きな勝ちを目指してネズミ(やじるし)を追いかけて賞金を狙う「キャット&マウス」で遊んでみましょう。A$3.00のゲームだけに当たり賞金もA$75,000と高額!カードの裏側に遊び方の説明がしてあります。単純〜複雑なゲームまでいろいろと楽しめます。
シドニーで宝くじに挑戦! 宝くじロッタリー シドニーで宝くじに挑戦! 宝くじロッタリー
まず中央上の“ENTER HERE”と書いてある迷路の入り口からスタート!

まず中央上の“ENTER HERE”と書いてある迷路の入り口からスタート!

そのままやじるしが示す方向に向かってスクラッチして行きます。

そのままやじるしが示す方向に向かってスクラッチして行きます。

“BOTH WAYS”両方向(<->)のやじるしの場合はそのどちらにも進めます。進んだ先に“END PATH”が出て来たら行き止まりでゲームアウト!

“BOTH WAYS”両方向(<->)のやじるしの場合はそのどちらにも進めます。進んだ先に“END PATH”が出て来たら行き止まりでゲームアウト!

やじるしの右方向は行き止まりに当たってしまいましたが、まだ左側は生きている!さあ頑張って進んで行きましょう!

やじるしの右方向は行き止まりに当たってしまいましたが、まだ左側は生きている!さあ頑張って進んで行きましょう!

あちこち回り道しながらずんずん進んで行きまーす!カードの半分近くをこすって、そろそろ賞金出口に近づいて来たかな?と期待が膨らんだところで行き当たりーぃっ!残念っ!!

あちこち回り道しながらずんずん進んで行きまーす!カードの半分近くをこすって、そろそろ賞金出口に近づいて来たかな?と期待が膨らんだところで行き当たりーぃっ!残念っ!!


その他にも絵柄を全部スクラッチして同じ柄(または金額)がみっつ揃えば当たりというものもよく見かけます。基本的に絵と数字がわかれば大丈夫なゲームばかりなので、言葉の心配は全くなし!「今日は何だか気分がいいな〜」っていう時に買うオージーが多いようです。ちなみに一番安いA$1のスクラッチゲームは1枚につき10セントのエージェント・コミッションが加算されますのでご注意下さいね。

どうせだったら蔵建てるくらいの大きな数字を狙いたい!
という野望ギラギラ型には月〜土曜日まで毎日なにかしらの抽選が行われているロッタリーの方をお勧めします。先日の90ミリオン騒動があったOZ Lottoは毎週火曜日、10ミリオン代の当選金額はザラのPOWERBALLは毎週木曜日が抽選。
ちなみに比較的当選者が出やすいのは月曜、水曜のMonday Lotto, Wednesday Lottoといわれています。

まずはさらっと遊び方のご説明

すべてのロトは当選者が複数出た場合は賞金を頭数で分配。もし当選者が出なかった場合は賞金額が増えて翌週に持ち越しという共通のルールがあります。だから当選者がいないと先日のように風船の如くドンドン当選金額がふくれあがって行ってしまうのです。
ちなみにあのOZ Lottoは、先週ついに当選者が出たので、今週はスタートラインの2ミリオンに逆戻り。その代わり、先週の賞金15ミリオンのパワーボールの1等当選者が出なかったため、今週は20ミリオンにジャンビング・アップ!またもや白熱の気配!?

遊び方はいたって簡単。基本的には1〜45までの数字の中から好きな数字を6つ選んでその全てが当たれば1等賞大当たり〜。当選額の大きいOZロトの場合は7つの数字、パワーボールの場合は5つの数字にプラスして別に1〜45のパワーボール・ナンバーの両方を当てなければならないとちょっと複雑になって行きます。自分で数字を選ぶのが面倒という人には機械が自動的に選んでくれる“オートピック”や“メガピック”というサービスがあります。

店頭にメガピックの値段とゲーム数が表示してあるところも多いです。

店頭にメガピックの値段とゲーム数が表示してあるところも多いです。

こちらがオートピックで買ったOZロト。1ゲームA$1.10〜買えます(ちなみにナビが買ったのはオートピック24ゲームでA$25.30でした)。
1〜45の数字の中から当選番号7つと補助番号2つを機械で選び出します。
1等は7つの当選番号の完全一致。2等は6つの当選番号+補助番号の1つの一致、3等は6つの当選番号のみの一致と進んで行き、最後の7等は3つのつの当選番号と補助番号のうちの1つの番号の一致となっています。
ちなみに18ゲームを買った場合の当選確立は1等が251万分の1、7等は5分の1だそうです。
当選金額が上がって来ると、すこしでも当選確率を上げようと“シンジゲート”というシステムが売り出されます。
この写真の「システム10」でみると、通常7つしか選べない数字が10こ選べます。すなわち、通常は7つが全部当選番号と一致していなければいけないが、この場合自分の手持ち番号10この内の7つが当たっていればOKという確率アップ式。
その代わり、「No of Shares」が30となっているので、この数字で30枚販売=1等が当たっても当選金額は30人で分配。ゲーム料金もA$29.40と高額になります。同様の仕組みで最高システム18、(50人で分配)1枚A$668.40とかなり高額なゲームまで売りにだされるのですが、売り出してから早い時期に売り切れてしまうところをみるとかなり人気があるようです。
 
左側の当選番号はそこそこあたるのですが、「パワーボール・ナンバー」と呼ばれる右脇の*マークのついた数字がなかなか当たらん!
左側(45分の5=9分の1)に対して右側(45分の1)の倍率の少なさ、さらにそれを組み合わせるとなるとさらに小さくなってしまうのは当然のこと。12ゲーム買った場合の当選確率は1等が458万分の1、7等が13分の1だそうです。
1等は5つの当選番号+パワーボールの一致、2等は5つの当選番号のみの一致、3等は4つの当選番号+パワーボールと進んで行き、最後の7等は3つの当選番号の一致となります。当たるのが難しい分、1等当選者の数も単独の場合が多く「高額賞金総取り型」として人気が高いゲームです。

ロッタリーの抽選は午後8時半からTVでも中継されますが、ウェブからも見ることができます
(全てのゲームの説明と抽選結果はこちらから、http://www.nswlotteries.com.au/home/index.html)。
自分で調べるのは面倒だという方はそのままお店に持って行けば、機会に通して当選の有無を確認してくれます。

いかがでしたか?高額抽選が近くなるとあちらこちらでロトの話題が出てきますが、話していると「小額でも倍率の高そうなバント型」と「確立は少なくても当たればデカイ三振または場外ホームラン型」という風にキッカリとパターンが別れて“あの人ってば大人しそうに見えて実は…”なんて風な普段は見えなかった意外な一面を知ることができてちょっと楽しかったります。「ロト買ったよ〜」って言うと当選日まで周りがやたらと親切だったりしたことも多々あり、意外なコミュニケーションツールとしても役立つもんだなぁと感心してしまうシドニーナビでした。

 

関連タグ:宝くじロッタリー

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2009-07-08

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