オーストラリアの新鮮な魚貝類を使ってパエリア料理を作ってみよう!

オーストラリアもおいしい魚介類がいっぱい!オーストラリアの魚介類をふんだんに使ったパエリアの作り方をご紹介します。

こんにちは、シドニーナビです。子供の頃からお肉よりも魚介類が大好きな家庭で育ったせいか、今でも新鮮な魚介類に出会ったりするとついつい財布の紐を緩めて買い過ぎたりしてしまいます今回は、パーティ料理にも見栄えのするパエリア(パエジャ、パエリャ)をご紹介したいと思います。これだけ魚介類を使っておいしくないはずがありません。魚介類の下処理が面倒くさいですが、お米の炊き方をマスターすればとってもおいしいパエリアの完成です。
その他、ムール貝をたっぷり使ったスパゲティやスカンピのグリル焼きもご紹介します。

用意するもの 

《パエリェラ/パエジャラ(専用のパエリア鍋)》
パエリア鍋がなければ普通のフライパンやすき焼き鍋で大丈夫です(ナビの鍋もパエリア専用鍋ではありません)。
《ムール貝:マッスル(Mussel)》
オーストラリア産マッスル。(ブルーマッスル、ブラックマッスルと呼ばれています)

オーストラリア産マッスル。(ブルーマッスル、ブラックマッスルと呼ばれています)

ニュージーランド産のグリーンマッスル。ニュージーランド産のグリーンマッスルはオーストラリアの厳しい食品安全規定のため、一旦ボイルしてから輸入されているものが多く、オーストラリア産の新鮮なブルーマッスルに比べて味が落ちます。

ニュージーランド産のグリーンマッスル。ニュージーランド産のグリーンマッスルはオーストラリアの厳しい食品安全規定のため、一旦ボイルしてから輸入されているものが多く、オーストラリア産の新鮮なブルーマッスルに比べて味が落ちます。

その他、タスマニア産のブルーマッスルは殻も身も一回り大きく、ふっくらとしていてとてもおいしいです。ナビのおすすめです。
<ムール貝の下処理>
貝殻の表面に藻やフジツボなどがついていますので、別のマッスルの口先で削り落とすようにします。マッスルから出ている「ヒゲ」は身を引っ張り出さないように注意して、貝の口先のほうへ引っ張って取ります。
《エビ:プローン (Prawn)》
エビの種類として、キングプローン、ブラックタイガープローン、バナナプローン、ロイヤルレッドプローンなどがあります。
こちらはミディアムサイズのキングプローン。

こちらはミディアムサイズのキングプローン。

イタリアンレストランでおなじみのスカンピ。日本語名:アカザ海老。肉質は柔らかくて甘みが濃厚で見栄えもするのでパーティ料理にぴったりです。

イタリアンレストランでおなじみのスカンピ。日本語名:アカザ海老。肉質は柔らかくて甘みが濃厚で見栄えもするのでパーティ料理にぴったりです。

<プローンの下処理>
殻と背ワタをとります。殻付きで料理する場合は、竹串や爪楊枝を使い殻と殻の間に差し込んで背ワタだけを抜き取ります。頭はいい出し汁が出るのでとっておきます。
《イカ:カラマリ (Calamari)/スクイド (Squid)》

<イカの下準備>
胴の間に指を入れてゲソと胴がくっついているところを墨袋を破かないように慎重に離します。
内臓部分、目、くちばしを取り除きます。
胴の部分は、中に入っている透明な軟骨を抜き、エンペラを引っ張りながら皮を剥いでいきます。
残った皮も丁寧に剥がしていきます。
胴の中を流水で綺麗にし、好みの大きさに切ります。

さぁ、それではパエリアを作ってみましょう。 


材料:4人分(30cmフライパンを使用)
●海老:適宜(10~20尾ほど)
●ムール貝(アサリなどの他の貝でも可):適宜
●イカ:適宜(2杯ほど)
●チキン、白身の魚、ベーコン、ハム(お好みのものを):適宜
●サフラン:20本ほど
●お米:2カップ
●お水:300cc
●ワイン:100ccほど
●ニンニク:2片
●玉ねぎ:中ぐらいのもの1個
●トマト:中1個
●野菜:パプリカ(グリーンアスパラガスやピーマンなど)適宜
●塩:小さじ1位(魚介類からも味がでますので途中で味見をしながら足してください)
●オリーブオイル:適宜(大さじ4~5杯くらい)
●レモン:適宜

作り方
1.まずサフラン水を作ります。
お湯300ccにサフランをつけておきます。
お米を洗いざるに上げておきます。
次に魚介類の下準備をします(上記参照)。ニンニク・玉ねぎはみじん切り、肉類は食べやすい大きさ、トマトはざく切り、パプリカは縦に切っておきます。

2.鍋を熱しオリーブオイルを入れ、下準備しておいたエビ、エビの頭、イカなどを入れて半生状態くらいでエビの頭だけ鍋に残し他は取り出します。
ムール貝(マッスル)とワイン(100cc)を入れて蓋をしてムール貝が開くのを待ちます。
開き始めたら取り出します。
ムール貝の開いていないものは捨てます。
魚介類のエキスが詰まった出し汁とサフラン水(300cc)を合わせ400ccになるようにします。足りない場合はお湯を足しておきます。

3.オリーブオイルを入れ、ニンニク、玉ねぎを入れて玉ねぎが柔らかくなるまで炒め、チキン(ベーコン、ハムなどお好みでどうぞ)を炒めます。

4.次にトマトを炒めます。

5.お米と、サフラン水+魚介類の出し汁(400cc)を入れます。
塩小さじ1入れます(少し足りないかなと思うくらいが良いと思います。足りない場合は後で塩を足すことができますので)。

6.強火で大きくかき混ぜながらお米を平らにするように1分間炒めます。

7.強火で1分炒めたら、ピーマン(アスパラガスなどお好きな野菜)を入れます。
8.野菜と先ほどの魚介類を戻し、8分間中火で炊き、弱火にし8分間炊きます。蓋はしてもしなくてもかまいませんが、蓋をしない場合は水分を少し多めに入れてください。蓋は新聞紙でもかまいません。
また、水の量はお米の種類や炊き方によって違ってきます。炊き方も鍋の種類やガス・電気によって違ってきますのでご自分の好みに合わせてください。
最後に、「おこげ」が好きな人は強火にして「おこげ」をつくります(少し焦げた匂いとパチパチという音がしてきたら「おこげ」の出来上がりです)。 

9.出来上がりです。
レモンを振りかけて、あつあつのうちにお召し上がりください。

トマトクリームソースのムール貝スパゲティ

<作り方>
ニンニク、玉ねぎをみじん切りして玉ねぎが透き通るまで炒めます。(お好みで)チリを薄くスライスしたものも炒めます。
トマト缶とワインを入れて一煮立ちさせたら、ムール貝を入れて蓋をし、ムール貝が開くまで煮ます。
仕上げに生クリームを入れ、塩・コショウで味つけをし、並行して作っておいたスパゲティをからめて出来上がりです。
レストラン並みのスパゲティが簡単に出来ます。

スカンピのグリル焼き、マヨネーズ+パセリソース添え 

<作り方>
スカンピを背開きします。
ニンニクと玉ねぎのみじん切りを載せて、塩・コショウをふりかけ、(もしあればローズマリーやタイムなどを上に載せて)グリルで焼きます。
マヨネーズにパセリとレモン汁を少々入れて混ぜておきます。
焼きあがったスカンピにマヨネーズソースをかけてお召し上がりください。


関連タグ:シーフードレシピ

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2008-10-15

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