おすすめエリア、コストパフォーマンス度などをナビが独自の視点でチェック。シドニーでのホテル選びの前の参考に是非!
こんにちは、シドニーナビです。旅先でまず確保しなくてはいけないのが「宿」。今日はシドニーのホテル事情をお伝えします!
町中にある「Hotel」「Hotel」の看板を見て、「それにしてもシドニーってホテルの多いところだなあ」と思っていたら、実は宿泊施設がないパブがほとんど。かつてホテルでないとお酒を提供できなかったという歴史があるオーストラリアでは、形だけホテルとして営業していた経緯があり、その名残が残っているのだそう。でも中にはちゃんと宿泊施設のあるパブもあるので、カウンターで確かめてみてくださいね。
宿泊施設のカテゴリー
まず、ホテルのカテゴリーと価格なのですが、価格帯はとりあえず、5ツ星がA$450以上、4つ星がA$400~350、3ツ星がA$300~200、2ツ星がA$150前後、と理解しておけばいいでしょう。宿泊費は一部屋当たりの表示になっていることがほとんどで、またファミリールームも多いので、頭割りすればリーズナブルなホテルもあるということになります。宿泊費に朝食は含まれておらず、リクエストが多数派です。
マンション用の部屋を切り売りしているコンドミニアムも、ホテル不足の中、重宝されています。シドニー滞在中に自炊する利用者のためのキッチンを備えた客室になります。長期滞在だと割引サービスがある、というところもあります。
さらに滞在費を安くしたい人のための「バックパッカーズ・ホステル」では、シャワーやトイレが共同のドミトリーやシングルなどを提供し、ひとり旅には強い味方です。ユースホステルもシドニー市内に数軒あり、人気を誇っています。
もしシドニー郊外のビーチや、ブルー・マウンテンに宿泊するなら、B&B(ベッド&ブレックファースト)や民宿風のロッジもあるので、各地のインフォメーションでご確認を。さらに「車でオーストラリアを」と考えている方には駐車場付きのモーテルもあり、ドライバーやファミリーには一般的。
「Four Point by Shellaton」はやはり立地の好さで一歩リード。
サーキュラー・キー->高級 セントラル->格安
もちろん、宿泊する際のロケーションというのも大きなポイントになりますが、日本人は圧倒的に「ダーリング・ハーバー」「シティ」に集中するそう。もちろん、QVBをはじめ、ショッピングや食事に便利な場所を第一に考えてのことでしょうが、港を見下ろせる場所、ということで「ダーリング・ハーバー」を好む方が多いようです。
ダーリング・ハーバーとはいっても西岸のピアモントエリアは、ややシティから離れるので東岸がベター。この2つを兼ね備えた場所にある「Four Point」や「Grace」は日本人に特に人気、ということになります。
サーキュラー・キーの西岸の突端にある「Park Hyatt」。シドニーでも指折りの高級ホテルです。
ほか、特徴をいえば、シドニー市街のホテルは「北高南低」の傾向があること。北側はサーキュラー・キーやオペラ・ハウスが見下ろせるような高層ホテルや、オフィスビルが立ち並んでいるエリアだけに、利用客もエグゼクティブ、というわけ。そしてセントラル駅近辺はビジネスホテル級の価格のホテルやバックパッカーがひしめいているのです。
やや南に降りて、シティレールのウィンヤード駅周辺へ行くと、駅の出口すぐ前にある「Menzies」や「Amora Hotel Jamison」、 ピット・ストリートには「Radisson」。どれもデラックスです。
シドニーのショッピングの中心、シドニータワーの周辺にも高級ホテルは集中しています。まず圧巻なのがマーティン・プレイス沿いにある「Westin」。古い建物と、新しさが混然となった建築美には、ため息ばかりです。そして、ピット・ストリートには「Swissotel」「Hilton」が続きますが、どちらも堂々としたものです。
天窓の上から時計台がひょっこり顔を出していました。
ハイドパーク周辺からセントラルにかけて
タウン・ホール駅から南側は、4-3ツ星のホテルがひしめくエリア。日本人に評判が高いのはワールド・スクエア周辺。「Rydges」「Ibis」のほか、サービスアパートメントの「メリトンワールドタワー」も人気があるようです。
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ハイド・パーク駅周辺にもミニホテルが集中しています。公園の南側の「Y Hotel」「Travelodge」「Vibe」などもこの近辺になり、チャイナタウンに行くにも便利。
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そして、ワールド・スクエアの南側のゴールバーン・ストリートからセントラル駅にかけてがパックパッカー宿、エコノミーホテルが集中しているエリア。チャイナタウン中央の「Holiday Inn」や「Metro Hotel」などが中級の居心地のよさそうなホテル。劇場のあるキャピトル・スクエアの中にもホテルがあります。チャイナタウンの入口のジョージ・ストリートとヘイ・ストリートの交差点近辺にも数軒のコストパフォーマンスホテルがあるほか、パックパッカー御用達のYHA(ユースホステル)がセントラル駅の西隣りにそびえている、という感じです。
ややエリア的には東側に外れるキングス・クロス駅周辺にもパックパッカー用のドミトリー、ブティックホテルが集中しているエリアがあります。
歯ブラシは持参がベスト!
5ツ星や日本人がよく利用するホテルはともかく、オーストラリアのホテルでは一般的にスリッパ、歯ブラシ、クシ、ヒゲソリが備えられてないことがほとんどです。が、一部ホテルはリクエストできるところもあるので、フロントに確認を。
最後に一言アドバイス
オーストラリアは先進国で、物価指数が高いので仕方ないのかもしれませんが、ホテルの料金もサービス、設備などを総合すれば、ある意味では日本よりも割高感を覚えることもあります。さらに、シドニーには便利なエリアにあるホテルの客室数が足りなくなる場合も多いため、ホテル側も強気の価格を維持しているといえます。なので、その中で満足得られるホテル選びをするのが大切と思います。よくリサーチして、快適なホテルライフを過ごせるよう、ナビも願っています!シドニーナビでした。
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記事登録日:2008-04-30