ミュージアムやショッピング・モール、レストランやカフェが集まる一大観光スポット。
こんにちはシドニーナビです。今日はシドニーを代表する観光地のひとつダーリングハーバーへやってきました。ハーバーの中心にあるコックルベイにはたくさんのクルーズ船やクルーザーが浮かび、歩行者専用になっている通りは、カメラを手に歩く観光客やオフィス街からランチに来たローカルで賑わっています。シドニー旅行計画中の皆さんもぜひ行ってみようという方が多いはず。でもダーリングハーバーって何があるの?という疑問にお応えすべく、今日はダーリングハーバーをくまなくご紹介しちゃいます。興味があるスポットがきっと見りますよ。
ダーリングハーバーって?
ダーリングハーバー一帯はもともとは貿易港があり、造船所や倉庫が多く立ち並んでいたエリア。1980年代に再開発され、今はミュージーアムやショッピング・モールそしてレストランやバーが集まる一大観光スポットに。年中、なにかしらのイベントをやっていてローカルにも人気の場所なんです。一般車両は入れないエリアなので、のんびり歩いたりオープンカフェでお茶したりするのが好きな人には絶対にオススメ。特に晴れた日にダーリングハーバーへ来ると確実にテンション上がります!
ダーリングハーバーは地図でみるとコックルベイを中心にローマ字の「U」のようになっています。シティ側がダーリングハーバーの東岸、ピアモント側が西岸、そしてコックルベイから離れヘイマーケットの方向へ進んだ南側とに分けられます。今日の出発はピアモント・ブリッジの上にあるモノレールのダーリング・パーク駅から。ではさっそく行ってみましょう~。
ダーリングハーバーの東岸を歩こう
まずはモノレールのダーリング・パーク駅を出てピアモント・ブリッジを進行方向へ進んでみましょう。橋の上からコックルベイと周辺の建物がぐる~っと見渡せます。
橋の北側、右手奥にはキング・ストリート・ワーフがあり、ここからクルーズ船が出航しシドニー・フェリーが発着します。ずらっと並んだクルーズ船の中から自分の気に入った船を選んでクルーズの申し込みをするのもありかも。キング・ストリート・ワーフのウォーターフロントにはシーフード・イタリアンのCasa Di Nicoや地中海料理のNicks Bar & Grillなど人気レストランが並びます。どのお店も店頭にメニューが出ているのでいろいろ見比べて食べたいものがじっくり選べるのがイイですね。
キング・ストリート・ワーフの手前にはワイルドライフ・ワールドとシドニー水族館が見下ろせます。では、橋から下へ降りてちょこっと覗いてみましょう。
オーストラリアに来たならやっぱりコアラやカンガルーは見ておきたいもの。でもタロンガ動物園へは行く時間がない・・という方はぜひここへ。ワイルド・ライフ・ワールドではコアラが一番アクティブな朝7時半から入園して見学できる「コアラ・ブレックファースト」という夏期間限定のプログラムもあるんですよ。かなりの食欲でむしゃむしゃ食べるコアラたち。癒されますw。
お隣のシドニー水族館ではガラス張りの海底トンネルからサメやジュゴンが見られます。グレートバリアリーフに生息する熱帯魚やフェアリーペンギンにも会えますよ。入園料はインターネットで購入すれば半額に!さらにワイルドライフ・ワールドと水族館両方へ行くならコンボチケットがオススメ。
次に橋の下を通って南の方へ進んで行きましょう。コックルベイ・ワーフが見えてきますよ。ワーフと言うからには海に浮かぶマリーナに船が停泊していますが、それよりもオーシャン・フロントに広がるレストラン街を称して言うことが多いようです。人気のお店はシーフードが有名な「ニックス・シーフード・レストラン」やオージービーフの「アイム・アンガス・ステーキハウス」。通りにある鶴の噴水前とエレベーター1階(日本で言うところの2階)にある巨大クジラがコックルベイ・ワーフのトレードマーク。写真撮影はココで。
カジュアルダイニングから高級レストランまで。
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日本人にも人気のアイム・アンガス・ステーキハウス。
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その先に大きくそびえているのがIMAXシアター。ビルの8階建ての高さに相当する巨大スクリーンは世界最大サイズ!こちらも最終上映が9時からと、夜でも遊べるエンターテイメントのひとつ。IMAXシアターの下にはアイスクリーム屋さんやスターバックスがあり、海に面してベンチもあっていつもたくさんの人だかり。ダーリングハーバーでIMAXシアター前が一番人の数が多いかも。
ダーリングハーバーの南側を観よう
ここからはコックルベイを離れて少し歩きますので、時間がない方はそのまま真っ直ぐ西岸へ進みましょう。疲れた方は常時ダーリングハーバー内を走るミニ列車のご利用を!手を上げれば止まってくれるので乗車時に支払いし、各スポットで停車します。
IMAXシアタービルの地上階にあるスターバックスの角を左に曲がると、すぐ左手にインフォメーション・センターがあります。ここに置いてある無料シドニー・ガイド(英語版)には各アトラクションの割引クーポンが付いているのでぜひゲットしましょう。さらに進むと左手にファースト・フードやレストラン、右手にはタンバロン・パークがあり、高いユーカリの木々が見えてきます。ユーカリのいい香りがしてきますね~。ベンチに座って一休みはどうですか?これが本物のユーカリの香りなのに虫除けの匂いだ!と思ってしまうのはナビだけでしょうか・・(汗)
チャイニーズ・ガーデンに到着です。ここは中国広東省広州市とシドニー市との姉妹都市提携記念として1988年に建てられた本格的中国庭園。都会の真ん中なのに柳や竹、シャクナゲやツツジの木に囲まれているとやっぱりほっとしちゃいますね。イベント時にはヨガや太極拳の体験レッスンもありますよ。
チャイニーズ・ガーデンのさらに先にあるのがパワーハウス博物館。モノレールのパディズ・マーケット駅の前を通って歩道橋を進むとすぐに見えてきます。チャイニーズ・ガーデンから歩いて7~8分ほど。コックルベイからは少し距離がありますので、モノレールを利用するとよいでしょう。ダーリング・パーク駅からモノレールで来た場合、パディズ・マーケット駅は3つめになります。「パワーハウス」という名前の由来は、もともとこの建物が街を走るトラム(路面電車)のパワーを供給していたことからだそう。今は見て触って遊べる体験型の科学博物館になっています。興味のある方はどうぞ。
ダーリングハーバーの西岸でショッピングをしよう
では、ここからまたコックルベイ沿いに戻って、今度は西岸を歩いて行きましょう。まず、目の前に見えるのがコンベンション・センター。その隣りにはハーバーサイド・ショッピング・センターがあり、ウォーターフロントにはオープン・スタイルのレストランが並んでいます。コックルベイとシティのビル群の眺めが美しい~。ダーリングハーバーの打ち上げ花火はこの目の前の海上から上がるんですよ。前の広場はイベント会場になったり、大きなスポーツの国際大会がある時には特設スクリーンで試合観戦することができます。みんな自国のチームを応援して大盛り上がり。ナビもいつかここで日本のサッカーチームやテニスプレーヤーの応援をするぞー(笑)
ではここからはショッピング・センターの中を通って行きますよ。アイスクリームとジュースのお店があるセンター入り口から入るとすぐにフード・コートになっています。ダーリングハーバーでお手軽に食事や休憩をしたかったら迷わずココへ。ファーストフードチェーンのオポルトはビーフの代わりにチキンを使ったバーガーの店。オーストラリアにしかないので一度試してみては?
やっぱり食べたい日本食。
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オーストラリアのファーストフード。
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フード・コートを右に曲がるとショッピング・エリア。1階と2階にアクセサリーや靴、洋服、土産物などなど。オーストラリア・ブランドではコットン・オンやUGGブーツの店があります。そして嬉しいのはどのお店も夜の9時まで開いていること!シドニーではレイト・ショッピング・デーと称する木曜日以外は5時~7時頃でお店が閉まってしまうので、滞在が短い旅行客にはとても便利。アクセスもシティからモノレールで来ればハーバーサイド・ショッピング・センター駅下車すぐ。インターネット・ブースや酒屋、コンビニ、両替所なども揃っていますよ。
ハーバーサイド・ショッピング・センター建物の突き当たりの出口を出ると、ピアモント・ブリッジの端に出ます。向かい側にある大きな建物はオーストラリア 国立海事海洋博物館。博物館の一部である潜水艦や駆逐艦は迫力の存在感!帆船も雰囲気がありますね。すべての船の内部が見学可能。船内にはボランティアの方がいて希望すればガイドをしてくれます。
オーストラリア海軍が所有していた軍艦。
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海洋国家オーストラリアの歴史を知ろう。
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みなさん、お疲れさまでした~。これで、ピアモント・ブリッジをシティの方へ歩いていけばぐるっと一周したことになります。いかがでしたでしょうか?これだけのスポットが集まっているダーリングハーバーですが、写真を撮りながらゆっくり歩いて回るだけなら1時間ちょっとの距離なんですよ。どのスポットで時間を費やすかはあなた次第。昼間だけでなく夜景が楽しめる夜のダーリングハーバーもオススメです。ぜひ足を運んでみてくださいね。それでは、シドニーナビでした。