バックパッカーが集まる南半球最大の歓楽街!昼のキングスクロスの街のようすは?!エリア別、ストリート別にご紹介します!
こんにちはシドニーナビです。
シドニーのレッド・ディストリクトとも称されるキングスクロス。ナイトライフを楽しめる街、バックパッカー向けのゲストハウスが多いことでも知られています。キングスクロスは開拓時代の1800年後期にシドニー郊外の高級住宅地として発展したエリア。今では「歓楽街、安宿、治安の悪さ」がよく取り上げられますが、古い建物が残りオシャレなカフェやレストランが点在する個性的な街。今日はキングスクロス駅からポッツポイントを散策してエリア別、ストリート別にご紹介したいと思います。
キングスクロスへのゲートウェイ~キングスクロス駅周辺~
キングスクロスの駅は地下。通りへはエレベーターで。
キングスクロス駅は「ダーリングハースト・ロード」と「ビクトリア・ストリート」という二つの大通りが交差するところにあります。シティのタウンホール駅からはイーストサバーブ線でほんの5分ほど。キングスクロス駅の改札は地下にあり、ダーリングハースト・ロード側とビクトリア・ストリート側の二つの出口があります。まずはキングクロスのランド・マーク、「コカコーラの巨大看板」」があるダーリングハースト・ロードを目指しましょう。
ダーリングハースト・ロード側出口前のようす。
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反対のビクトリア・ストリート側にある駅のサイン。
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1974年から掲げられている南半球最大の看板!
キングスクロスのゲートウェイに位置するのは、1974年から掲げられている南半球最大の看板!シドニーのハイドパークからも見えますので、この看板を目指してウイリアム・ストリートを東へ進めば歩いても約30分ほどです。
キングスクロスの中心~フィッツロイ・ガーデン~
フィッツロイ・ガーデンの入り口。
キングスクロス駅からダーリングハースト・ロードを北へ400mほど歩いたところに、「フィッツロイ・ガーデン」と呼ばれる公園があります。ここがキングスクロスの中心部。
公園の入り口には丸い形が特徴的なエルアラメイン噴水があります。風にしぶきが飛ばされてキラキラと形を変えるようすがとっても美しい!ナビは初めてこの噴水を見たときにヨーロッパでも見たことがある~と思ったのですが、調べてみると実はこちらがオリジナルだとか。
サンデー・マーケット。
フィッツロイ・ガーデンでは毎週日曜日「キングスクロス・サンデー・マーケット」が開かれています。オージーって本当にマーケットが好きですね~^^:ここは特に服(主に古着)やアクセサリー類、クラフト、インテリア雑貨を売るお店が多いよう。古本を売っている大きなお店もありました。
フィッツロイ・ガーデン右手にはキングスクロス警察があります。警察の横から伸びる「エリザベス・ベイ・ロード(Elizabethbay Rd.)」を7~8分ほど歩けば、「エリザベス・ベイ・ハウス」と呼ばれる歴史的家屋にたどり着きます。オーストラリア植民地の書記官のために1839年に建てられたもので、当時の内装を見ることができる博物館になっています。
キングスクロスのメイン通り~ダーリングハースト・ロード~
ナイトクラブやバー、マッサージやショーガール、タトゥーの看板が並ぶ、ダーリングハースト・ロード。キングスクロス駅からフィッツロイ・ガーデンまで続くこの短い通りが「ナイトライフのメッカ」と呼ばれるようです。夜にはまったく違った雰囲気なのでしょうが、ナビが歩いた日曜日の午後1時ころはなんだかのんびりした街のようす。。
昼は閉まっているお店も多いよう。
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地上階はネットカフェやツアーデスクになっているところも。
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このプレート、全部でなんと100以上もあるそう!
ふと足元を見ると、文字が書かれたプレートが歩道のところどころにはめ込まれています。後で調べてみるとこれは2005年にキングスクロスの美化運動で造られた真鍮製の飾り板で、かつて有名人が住んでいた建物や店の跡地、詩人やアーティストの言葉などが彫られているんだとか。
ダーリングハースト・ロードにはシドニー・エクスプローラーのバス停やインフォメーション・キオスクもあります。ナビはここでキングスクロスの地図をゲット。フレンドリーなスタッフの方がキングスクロスの歴史や見所を説明してくれました。1時間ほどで回れるウォーキング・コースや宿の情報についても教えてくれますよ!
シドニー・エクスプローラーのバス停。
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インフォメーション・キオスクは9:00~17:00まで。
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ポッツポイントへ続く通り~マクレー・ストリート~
こちらのカフェでコーヒーブレイク。
駅から歩いてきたダーリングハースト・ロードはフィッツロイ・ガーデンのある場所から「マクレー・ストリート」と名前を変えてポッツポイント方向へと続きます。
マクレー・ストリートに入るとお店や歩いている人の雰囲気がちょっと変わって、通りにはおしゃれなカフェやレストラン、ワインバーなどが並んでいます。少し歩きつかれてきたナビは、このへんでコーヒーブレイクをとることに・・。
ベランダの柵の色は違いますがデザインは同じ!
ナビが立ち寄ったのは「ボッテガ・デル・ヴィーノ」というワインやギフト用食料品を扱うお店のカフェ。ショーケースには輸入物のチョコレートやおいしそうな手づくりスイーツがいっぱい。
テイクアウェイのコーヒーとタルトを手に店の外テーブルに着き、通りの向うを見ると「40Macleay」の住所の高いビル。あれは、先ほどインフォメーション・キオスクのおじさんが教えてくれた「ビートルズが宿泊した」というビルでは!?
以前シェラトンホテルだったこのビルは、1964年にビートルズが初めて来豪しシドニーでコンサートを行った時に宿泊したところなんだそう。思わず画像をググッてしまいました^^;
マクレー・ストリートのバックパッカー宿のサイン。
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ニコール・キッドマンなど有名人が訪れる隠れ家的日本食レストラン「ブッシャリ」。
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バックパッカーが集まる通り~オーウェル・ストリート~
マクレー・ストリートからビクトリア・ストリートへ抜けるほんの200mほどの短い通りですが、オーウェル・ストリートには1910~1920年代に建てられたアールデコ様式のかわいらしい建物が並んでいます。その多くがバックパッカー向けのゲストハウスになっています。
一目瞭然、バックパッカーが集まるゲストハウス。
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アパートのようなこちらもゲストハウス。
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かつての高級住宅地の面影が残る通り~ビクトリア・ストリート~
ビクトリア・ストリートにあるカフェやコンビニ。
キングスクロス駅の「ビクトリア・ストリート」側の出口から通りに出ると、ダーリングハースト・ロードの喧騒と全く雰囲気が違うのにびっくりします。高い木が多く昔の高級住宅地の面影が残る静かな通り。そんな昔の豪邸を今はホテルやB&B、ゲストハウスに改装しているところが多いようです。
ビクトリア・ストリート側駅出口すぐ前の「ホリデー・イン」。
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趣のある「ビクトリア・コート・ホテル」。
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ビクトリア・ストリートをポッツポイント方向に10分ほど歩くと、シドニータワーやハーバーブリッジが眺められる公園があります。ここは大晦日の花火が見られるスポットとしても有名な場所。高台にある公園のすぐ下はウルムルーで、公園脇の「マケルホーンの階段」を降りれば有名な「ハリーズ・カフェ」までは歩いてほんの7~8分ほどです。小腹が空いたら帰りにミートパイを食べて帰るのもいいかも!?
高台にある公園からのシティの眺め。
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マケルホーンの階段は1870年に造られたそう!
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忘れないで!
以前より治安はよくなりつつあるようですが、夜の歓楽街であるキングスクロスはお酒やドラッグがらみの犯罪が多い場所でもあります。昼間の街歩きでもちょっとした注意を忘れないようにしましょう。
■人気のない路地に入り込まない。
■周りを歩いている人に気を配る。
■あやしげな人がいたら道路を渡るなどして避ける。
■話しかけられても無視してすぐに離れる。
いかがでしたか?
今回はキングスクロスからポッツポイントまでのエリアをご紹介しました。アクセスも簡単なシドニー郊外の街で、1~2時間の散策をぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。以上、シドニーナビがお伝えしました。