ミセス・マッコーリーズ・ポイント

Mrs. Macquarie's Point

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有名なシドニーの記念写真スポットはココ。オペラハウスとハーバーブリッジをバックに美しいシドニー湾を眺めよう!

こんにちは、シドニーナビです。
シドニーを紹介する数々の写真の中でみなさんがイメージする「最もシドニーらしい風景」ってどんなのでしょうか。シドニーのシンボルであるオペラハウス、ランドマークのハーバーブリッジそして世界で最も美しい港のひとつに挙げられるシドニー湾。誰もが思い浮かべるシドニーのイメージそのままに一枚の写真に収めることができる場所。今日はそんな絶好の写真撮影スポット、ミセス・マッコーリーズ・ポイントをご紹介したいと思います。オペラハウスからミセス・マッコーリーズ・ポイントへと続く海沿いの道は、のんびりお散歩する場所としてもおススメですよ。

ミセス・マッコーリーズ・ポイントとは?


ミセス・マッコーリーズ・ポイントはシティの北東に広がる「ロイヤル・ボタニック・ガーデン」に隣接し、オペラハウスからファーム・コーブ(入り江)をはさんだ対岸に位置する岬のこと。一帯は一面に芝生が広がる公園になっていて、ピクニックを楽しむ人や週末にはウェディング撮影をするカップルもよく見かけます。美しいビューポイントとして有名で、シドニー観光の半日ツアーなどにも組み込まれています。
有名な記念写真スポット

有名な記念写真スポット

夜景スポットでもあります

夜景スポットでもあります

どうやって行くの?

途中にはいくつもの案内が出ています

途中にはいくつもの案内が出ています

ツアーでは簡単に行ける有名な場所ではあるのですが、最寄りの駅やバス停が少し遠いため、個人で行けるかな~と不安に思っている方も多いかも。ですがオペラハウスからなら、ロイヤル・ボタニック・ガーデン内の海沿いの遊歩道をま~すぐ歩いて行くだけ! 1.5㎞ほどありますが景色もすばらしいので、お散歩がてら出かけてみてくださいね。
オペラハウス脇の公園ゲートを入り

オペラハウス脇の公園ゲートを入り

遊歩道を海沿いに歩きます

遊歩道を海沿いに歩きます

海の向うに見える左端が目指す場所!

海の向うに見える左端が目指す場所!

気をつけて!
ロイヤル・ボタニック・ガーデンは夜間ゲートが閉められるため、夕方や夜景を見に行った場合には注意が必要です。公園の開園時間は午前7時から日没までで月によって異なります。全てのゲートが閉まる時間は次の通り。
10月は午後7時半、11・12・1・2月は午後8時、3月は午後6時半、4・9月は午後6時、5・8月は午後5時半、6・7月は午後5時
ゲートが閉まる時間をチェック!

ゲートが閉まる時間をチェック!

もしもボタニック・ガーデンの開園時間外であったら、NSW美術館前を通りミセス・マッコーリーズ・ロード(Mrs. Macquaris Road)を歩いて、岬の先端まで行くことができます。最寄り駅はハイドパークのセント・ジェームス駅。こちらからでも徒歩で約20分ほどです。

散策してみよう!

今回ナビは、オペラハウス脇から10分ちょっと歩き、Yurongゲートまでやってきました。さっそくミセス・マッコーリーズ・ポイントを散策してみましょう。
クイーン・エリザベスII・ウォール(Queen Elizabeth II Wall)

クイーン・エリザベスII・ウォール(Queen Elizabeth II Wall)

まず目に留まったのが「クイーン・エリザベスII・ウォール」と呼ばれる記念碑。ここはイギリス君主の座にある人物が初めてオーストラリアの地に足を下ろした場所なのだそう。と いっても時は1954年のことでその人物とはなんと現在のイギリス女王であるエリザベス2世! エリザベス女王は1952年に即位しているので、君主に なってわずか2年後にオーストラリアを訪れているわけなんですねぇ。。
そのお隣りには「フリート・ステップス(Fleet Steps)」と呼ばれる階段があります。これは世界一周航海を行ったアメリカ海軍大西洋艦隊(通称グレート・ホワイト・フリート)が、1908年にシドニーへ入港したときに作られたのだとか。
フリート・ステップス(Fleet Steps)

フリート・ステップス(Fleet Steps)

アメリカの水兵が階段を上って来るようすが残されています

アメリカの水兵が階段を上って来るようすが残されています

岬の海沿いは岩場になっています

岬の海沿いは岩場になっています

ボタニック・ガーデンから離れるごとに、岩場が多くなり小高い崖のようになってきました。削られた岩を見ると、この地方独特の砂岩であることがよく分かります。ロックスやマッコーリーズ・ストリート(歴史的建物が残る通り)にある開拓時代の建物は、このような砂岩を使い建てられたものなんですね。

絶景を眺めよう!

さて、岬の先端あたりまで来ると、数十分前に歩き始めたオペラハウスが海の向う側に! この写真を見れば誰もが「シドニー!」って思いませんか^^?
ミセス・マッコーリーズ・ポイントの先端から眺めた景色

ミセス・マッコーリーズ・ポイントの先端から眺めた景色

ボタニック・ガーデンあたりでは重なっていて見えていたオペラハウスとハーバーブリッジがちょうどイイ感じのアングルに! 振り返ればシティのビル群も美しい~。
シドニーの空の青が映りこんでいるようなシティの眺め!

シドニーの空の青が映りこんでいるようなシティの眺め!

階段を登った上の方には展望台もありますので、そちらからも眺めてみましょう。
ちなみに、ボタニック・ガーデン内の海沿いの道からでなく、NSW美術館側からミセス・マッコーリーズ・ロードを来た場合には、この崖上の展望台エリアに到着することになります。
景色をバックに人物の写真を撮るなら展望台がベスト

景色をバックに人物の写真を撮るなら展望台がベスト

オペラハウスを手のひらにのせた写真が撮れます^^

オペラハウスを手のひらにのせた写真が撮れます^^

逸話が残るミセス・マッコーリーズ・チェアとは?

岬の先端を少し回りこんだところに、「ミセス・マッコーリーズ・チェア」と呼ばれる岩のイス(というよりベンチ)があります。これはニューサウスウェールズ州の初代総監であるマッコーリー氏が、ホームシックにかかってしまった夫人のために、囚人に作らせた(!)といわれるイス。夫人は頻繁にこの岬を訪れ、故郷イギリスを行き来する船を眺めていたのだとか。この岬がミセス・マッコーリズ・ポイントと名付けられた所以というわけですね。
座ると幸せになれるなんて話しも・・

座ると幸せになれるなんて話しも・・

1816年に作られたものだそうです

1816年に作られたものだそうです

ミセス・マッコーリーズ・チェアから見たデニソン砦

ミセス・マッコーリーズ・チェアから見たデニソン砦

オペラハウスもハーバーブリッジももちろん存在していなかったその昔、マッコーリー夫人が眺めていたシドニー湾に、今と同じように浮かんでいた小島が、現在のフォート・デニソン(デニソン砦)。1841年までは本土の刑務所で問題を起こした囚人の刑罰のための独房として使われていた島なのだそう。その後シドニー湾を守るための砦や灯台が作られ、現在は博物館になっています。
ガーデン・アイランドに停泊するオーストラリア海軍の船

ガーデン・アイランドに停泊するオーストラリア海軍の船

遊歩道をさらに進むとウルムルーへ

遊歩道をさらに進むとウルムルーへ

ウルムルー湾を隔てた向うには、オーストラリア海軍のガーデンアイランド基地があり、いくつもの船が停泊しています。
ちなみに、ガーデンアイランドの先端にはオーストラリア海軍記念館があるのですが、ここへのアクセスはフェリーのみ。
大きなモレトンベイ・フィグツリーの木

大きなモレトンベイ・フィグツリーの木

ミセス・マッコーリーズ・ポイント周辺には「モレトンベイ・フィグツリー」というイチジクの巨木が生育していて、夜になるとこの木に巣を作るポッサムが現れます。野鳥がたくさん集まる場所でもあり、黄色いトサカのような羽色を付けたコカトゥー(白オウム)やレインボー・ロリキート(インコ)など、日本ではあまり見かけない珍しい鳥を目にすることができます。
ミセス・マッコーリーズ・チェア脇の階段を上がったところには売店もありますので、ベンチに座って景色を眺めながらお茶したり、芝生でピクニックを楽しみたい方はこちらでどうぞ。コーヒーや紅茶などの温かい飲み物から水やジュース類、マフィンやホットドックなどの軽食もあります。
昼休みだというローカルのおじさんがランチしてました

昼休みだというローカルのおじさんがランチしてました

食べ物を持っていると鳥に囲まれますww

食べ物を持っていると鳥に囲まれますww


いかがでしたか。
範囲にしてみればそれほど広くはないミセス・マッコーリーズ・ポイントですが、なんといってもここからの眺めは素晴らしいの一言! ロイヤル・ボタニック・ガーデンやNSW美術館などの観光と合わせて、ぜひ足を運んでみてください。
以上、シドニーナビがお伝えしました。

記事登録日:2013-07-17

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2013-07-17

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