2020年のシドニー

自然と街が共存するシドニー。年々イベントの数だけでなくカフェやレストランの数も種類も右肩上がりに増え続けています。それでもちょっと郊外やシティ近くのビーチに出ると街の喧騒とはかけ離れたのどかさはそのまま。オンとオフの切り替えが簡単にできる世界でも数少ない贅沢な街なのではないでしょうか?天気のいい日には財布と携帯電話にサングラスだけの身軽さでLet’s go to the Beach!

こんにちは、シドニーナビです。2019年後半より続く記録的なブッシュファイヤーの影響を受け、なんとなく空気が重い日々を横目に長らく続いた工事がようやく終わって、シティの目抜き通りを年末からライトレールが走り始めました。すっかり景色の変わった街並みにシドニーっ子もまだなんとなく馴染みきっていない感じでいつもよりちょっとワサワサした年明けとなりそうな2020年。
あっという間に2000年代も20年目に突入した節目の年はどんなイベントが待っているのでしょうか?

2020年の祝祭日とデイライト・セービング

1月1日(水)ニューイヤーズ・デイ
1月27日(月))オーストラリア・デイ
4月5日(日)デイライト・セービング終了(午前3時に時計の針が1時間戻り、日本との時差が1時間になります。)
4月10日(金)グッド・フライデイ
4月12日(日)イースター・サンデイ
4月13日(月)イースター・マンデイ
4月25日(土)アンザック・デイ
6月8日(月)クイーンズ・バースデイ
8月3日(月)バンクホリデイ(金融機関以外の一般企業は通常営業。交通機関の時刻表も平日扱いとなります)
10月4日(日)デイライト・セービング開始(午前2時に時計の針が1時間進み、日本との時差が2時間となります)
10月5日(月)レイバー・デイ
12月25日(金)クリスマス・デイ
12月26日(土)ボクシング・デイ

公立学校のスクール・ターム

クリスマス&年末年始のロング・ホリデー以外は基本的に約10週間の学期後に10日〜3週間弱のスクール・ホリデーのパターンで4学期制となっています。(私立校はそれぞれのスクールカレンダーを持っていて休みの日程が前後していることがあります)

ターム1:1月28日(火)〜4月9日(木)
ターム2:4月27日(月)〜7月3日(金)
ターム3:7月20日(月)〜9月25日(金)
ターム4:10月12日(月)〜12月18日(金)

2019年から続いている人気のイベント、企画

Japan Supernatural(NSW州立美術館にて2020年3月8日まで)
日本の妖怪やもののけ、怪談などをテーマにした特別展。
壮大な絵画やミニチュアの彫刻、ユーモラスなイラストなど、古くは浮世絵から現代美術まで葛飾北斎、歌川国芳、月岡芳年〜村上隆をはじめとした日本人アーティストによる180以上の作品を展示。 目に見えないものをそれぞれの技法で視覚化するのは見るひとのインスピレーションをも掻き立てます。
Art Gallery Rd, Sydney, NSW 2000
開館時間:毎日10:00〜17:00
常設展は入場無料、特別展は大人A$22、子ども(12〜17歳)A$12
Darling Harbour Fireworks
2020年6月30日(土)までの毎週土曜日、21:00よりダーリンハーバー内のCockl Bayにて花火が打ち上げられます。
入場無料

1〜3月の注目イベント

シドニー・フェスティバル(Sydney Festival)
期間:1月8日〜1月26日
場所:シドニー各所

チャイニーズ・ニューイヤー・フェスティバル(Luna New Year Festival)

期間:1月25日(土)〜2月9日(日)
場所:チャイナタウン他、シドニー各所

シドニー・ゲイ&レズビアン、マルディ・グラ(Sydney Gay and Lesbian Mardi Gras)

期間:2月14日〜3月1日
場所:シドニー各所
今年のマルディ・グラも街中にレインボー・カラーが溢れてちょっとしたテーマ・パークのようになるのかな?

今年のマルディ・グラも街中にレインボー・カラーが溢れてちょっとしたテーマ・パークのようになるのかな?

今年はブッシュファイヤーの煙害で野外イベントの開催もどうなるかと一時は心配されましたが、昨年同様シドニー・フェスティバルから賑やかに一年をスタート!「1月中はまだホリデー」の認識がまかり通っているのかと思わせるほどのお祭りムードが月末のオーストラリア・デイまで続きます。
夏真っ盛りのこの時期は屋外映画イベントなども多いのでナビの「最新ニュース&イベント」もこまめにチェックしてくださいね。

1月末の旧正月の前後には今年の干支、ネズミがチャイナタウンを始め、街のあちこちに出没。期間中のイベント数はなんと100以上!と年々増え続ける中華系住民と共に街の活気も凄いことになりそうです。

旧正月の赤と金色まみれだったシティはそのままレインボー・カラー溢れるマルティグラに突入!今年は”What Matters”をテーマに問題提起しつつも多方面からアプローチ。ラストのパレード&パーティまでシリアス、お楽しみ両要素をカバーした高濃度な2週間強となりそう!

4〜6月の注目イベント

シドニー・ロイヤル・イースター・ショウ(Sydney Royal Easter Show)
期間:4月3日(金)〜4月14日(火)
場所:シドニー・オリンピック・パーク内、ショウグラウンド

ヴィヴィッド・シドニー(Vivid Sydney)
5月22日(金)〜6月13日(土)
場所:シドニー各所

シドニー・フィルム・フェスティバル(Sydney Film Festival)
期間:6月3日(水)〜14日(日)
場所:シドニー各所
デイライト・セービングも終わり、暦の上ではそろそろ秋ですが、 まだ真夏日を思わせるような強烈な陽射しの日も多々あります。「衣替え」という言葉とは無縁のシドニー、それぞれの好きな格好で、でも日焼け止めだけは忘れずにお出かけくださいね。

この時期のハイライトは子どもから大人まで楽しめるロイヤル・イースター・ショウ。お気に入りのキャラクターのショウ・バッグを買い求めたり、お料理教室や農作物やアート作品の品評会、目玉イベントのきこりレースや羊の毛刈り競争など広〜い会場内で一日中存分に楽しめます。入場券には会場までの臨時バスや電車などの公共交通施設の乗車券も含まれています。

昨年の会期中はなんと200万人以上を動員したというお化けイベントになりつつある夜のイベントヴィヴィッド・シドニー。オペラ・ハウスやハーバー・ブリッジ、聖メリー大聖堂をはじめとしたシドニーのアイコンをライトアップと音楽で壮大に彩ります。

そろそろ外遊びも寒さを感じるようになって来たらシドニー映画祭へどうぞ。今年で67年目を迎えてすっかり大御所感を感じるこの世界的映画祭。世界各国から選りすぐりの200以上の作品が上映されます

7月〜9月の注目イベント

バスティーユ・フレンチ・フェスティバル(Bastille French Festival)
期間:7月中旬予定
場所:ロックス

シティ2サーフ(City 2 Surf)
期間:8月9日(日)
場所:ハイド・パークからボンダイ・ビーチ

シドニー・マラソン(Sydney Marathon)
期間:9月20日(日)
場所:ミルソンズ・ポイントからシドニー・シティ
多文化シティシドニーらしく世界各国のイベントが一年中繰り広げられていますが、最近特に大きなうねりを見せているのがフランスのバスティーユ・フェスティバル。ワインに食事に音楽にとシドニーっ子の心を鷲掴み!

そして1年の折り返し地点を過ぎると途端に増えるのがマラソン・イベント。秋以降も外でのアクティビティにこだわるシドニーっ子の元気さが伺われます。

まずはマラソンといったらこれ抜きには語れないチャリティイベントシティ2サーフ。そのなの通りシティのど真ん中にあるハイド・パークから波のメッカ、ボンダイ・ビーチを目指します。記録を目指す本格的ランナーからハロウィンの前哨戦を思わせるような仮装チームまでそれぞれのスタイルでゴールを目指す光景は多文化シティを象徴するかのよう。レースに参加せずに沿道から応援するだけでも十分に盛り上がれちゃいますよ。

世界各国からハーバー・ブリッジを走りたいランナーが集結するのが9月に行われるシドニー・マラソン。スタート地点のハーバー・ブリッジからゴールのオペラ・ハウスを目指してバランガルーや植物園など「ザ・シドニー」な景色を堪能しながら秋風と共に走り抜けよう!

10月〜12月の注目イベント

グッド・フード・マンス(Good Food Month)
期間:10月1日(木)〜31日(土)
場所:シドニー各所

マンリー・ジャズ(Manly Jazz)
期間:10月3日(金)〜5日(日)
場所:マンリー

7ブリッジス・ウォーク(Seven Bridges Walk)
期間:10月25日(日)
場所:シドニー

キャロルズ・イン・ザ・ドメイン(Carols in the Domain)
期間:12月19日(土)予定
場所:シドニー、ドメイン

シドニー・ニュー・イヤーズ・イブ(Sydney New Year’s Eve)
期間:12月31日(木)
場所:シドニー各所

年末に向けてチャリティ・イベントの数が多く見受けられるこの季節。そして再び屋外イベントの数がグッと増えるのもこの辺りから。

日本では食欲の秋と言いますが、こちらでは春もそれに相当するのか毎年10月は食いしん坊の祭典、グッド・フード・マンスが開催。
レストランでお得なセット・メニューやハイド・パークでのナイト・ヌードルマーケットなど正統派グルメ〜B級まですべての人の食欲に応えてくれる1ヶ月となりそう。

10月初旬のロング・ウィークエンドはシティからフェリーで30分のマンリービーチでジャズ三昧!

走るのは苦手だけれども運動したい人向けのイベント、7ブリッジ・ウォークはハーバー・ブリッジやアンザック・ブリッジなどシドニーのアイコン的ブリッジをはじめとした7つの橋28kmを踏破。集められた参加費やドネーションは癌撲滅を目指してキャンサー・カウンシルへと寄付されます。

年々規模拡大を図っているハロウィンが終わったら街はクリスマスから新年のカウントダウンに向けて一気に勢いを増していきます。

これを観なきゃクリスマス気分が始まらないというキャロル・イン・ザ・ドメインは会場に来られない人向けにTV中継がされるほどの国民的イベント。

そして世界に誇る新年カウントダウンの巨大打ち上げ花火で2021年の世界へ日本より一足お先に向かいます。
いかがでしたか?つい数年前にキャッシュレス化してOpalカードで統一された電車、バス、フェリーなどの公共の乗り物が2019年末からクレジットカードも利用できるようになって(乗降の際に機械にピッとかざすだけ)旅行者にとっても移動が便利になってきました。
2020年もより一層のパワーアップを目指すシドニーから目を離せませんよ〜!
以上、シドニーナビでした!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2019-12-31

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