観光・通学に便利な「オパールカード」を使ってみよう!

旅行者・留学生必見!シドニーの公共交通機関で使える便利なICカードの使い方をご紹介します。

こんにちは、シドニーナビです。日本では「Suica」や「ICOCA」などでおなじみの、公共交通機関で利用できるチャージ式ICカード「オパールカード」が、ようやくシドニーでも徐々に普及してきました。2012年に初めてフェリーで試験的に導入されたこのカード、実は使えば使うほどお得な、今とても注目されているカードなのです。
メルボルン、ブリスベン、パースなど主要都市ではすでに、それぞれ独自のICカードシステムを導入しており、シドニーでの導入は他都市に比べ遅れをとっていました。しかし、ニューサウスウェールズ(NSW)州政府は今年1月、今年中にNSW州近郊のフェリー、電車、バスのすべての駅で、オパールカードが利用可能になる予定と発表。カード利用可能駅は今年に入りどんどん増え、ここ最近では、どの駅でも盛んに宣伝されています。
最近、どの駅でも見かけるオパールカードの宣伝ポスター 最近、どの駅でも見かけるオパールカードの宣伝ポスター 最近、どの駅でも見かけるオパールカードの宣伝ポスター

最近、どの駅でも見かけるオパールカードの宣伝ポスター

さて、オパールカードは一体どんなカードなのでしょうか?オパールカードは、事前にカードに入金を済ませ、乗車駅と下車駅のカードリーダーにカードをタッチするだけで乗車区間の運賃が自動精算されるシステム。このカードさえあれば、今後はどの切符を買うか悩んだり、切符を買うために長い列に並ぶなどの手間が省けますね。

オパールカードは特典がいっぱい!


◇1日の支払い運賃の上限が月~土曜日は15ドル日曜日は2.5ドル。この金額に達したらそれ以降は乗り放題
◇ウィークリー利用特典として、1週間にカードを8回以上利用した場合、それ以降の運賃は無料
◇1時間以内であれば途中下車も可能。
◇万一、カード紛失・盗難の際も残額保護
◇これまでのウィークリー・チケットや回数券よりも割引率が高い。

カードをオーダーしてみよう

オパールカード公式ホームページ

オパールカード公式ホームページ

カード裏面には名前を記入しましょう

カード裏面には名前を記入しましょう

オパールカードは3種類。成人・子供・シニア向けがありますが、2月21日時点でオーダーできるのは、成人用カードのみ。オーダー方法は電話かインターネットの2種類から選べ、オパール・カスタマー・ケアに電話(13 67 25)するか、オパールカードの公式ホームページにアクセスしてください。

公式ページトップ画面の「Order your Opal Card」をクリックし、あとは指示に従って個人情報を入力するのみ。ただし、事前にクレジットカードかデビットカードを使用し最低額をカードにチャージする必要があります。カード発行手数料はかかりません。今後は、個人情報を登録しなくても使えるオパールカードも発行されるそうなので、観光客でも気軽に利用できそうですね。

オーダーが完了したら、後日、指定された住所にカードが郵送されます。カードを無事受け取ったあとは、電話(13 67 25)、もしくは公式ホームページでカードを使えるよう有効化(activation)すれば利用できます。カード裏面に名前を記入するのをお忘れなく。それでは、実際にカードを使ってみましょう。

使い方はとても簡単。合言葉は「タップオン・タップオフ」

駅に着いたらまず、カードデータを読み込むカードリーダーを探します。リーダーの種類は2種類。タウンホール駅やサーキュラーキー駅など自動改札機が設置された主要駅では、改札機の読み取り部分にオパールカードをかざすだけ。自動改札機のない駅は、券売機付近またはプラットフォームにポール式のカードリーダーが設置してあるので、そちらを利用しましょう。
オパールカードを読み取り部分にタップオン(タッチ)してください。カード情報が正しく読み取れた場合、「ピッ」という音とともに、スクリーン上にカード残高が表示されます。下車駅に着いたら、今度はカードリーダーにカードをタップオフ(タッチ)しましょう。運賃が差し引かれた残高が表示されます。自動改札機のない駅が多いシドニー。切符を購入した場合、下車駅ではつい忘れがちになりそうですが、駅を降りたら必ずカードリーダーにカードをかざしタップオフを忘れないようにしましょう。

カードにチャージしてみよう。入金は英語で「トップアップ」

オパールカード提携店の目印

オパールカード提携店の目印

カードに入金することを英語でトップアップ(Top Up)といいます。チャージの方法は3種類。
◇カードをオーダー時にオートチャージ機能(オート・トップアップ)を設定することで、カード残高が10ドル前後になった場合に自動的にチャージ。
◇オパールカード公式ホームページか電話(入金後カードが使用できるまでに最大60分かかるので注意)
◇オパールカードを取り扱っている提携コンビニエンスストアや小売店(公式ホームページでチェックしましょう)

カードはどこで使えるの?

2015年現在では、フェリー、電車、バスを含むシドニー近郊のほとんどの駅で利用可能。フェリーでは全駅、電車、バスでも利用可能駅の範囲が毎月拡大されています。年末までには、電車、バスともにすべての駅で利用できるように、急ピッチで導入を進めているそうなので、公式ホームページで定期的にチェックしましょう。自分が利用する駅にまだ導入されていない場合は、従来通り駅で切符を購入してください。
数週間ごとに利用可能駅の範囲が拡大しているので、定期的にホームページをチェック!

数週間ごとに利用可能駅の範囲が拡大しているので、定期的にホームページをチェック!


オパールカードさえあれば、フェリー、電車、バスでの移動が従来に比べ格段に楽になりますね。まだカードを持っていない方は、これを機に是非オパールカードを利用してみてはいかがでしょうか。以上、シドニーナビがお伝えしました。
関連タグ:オパールカード

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2014-04-02

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