インターナショナル・ウィンチュン・アカデミー

こんにちは！シドニーナビです。実はシドニーでもカンフーは人気。格闘技大好きそうなオージーのことを考えると、さすがマッチョ大国？今日はそんなシドニーにあるカンフーの学校「インターナショナル・ウィンチュン・アカデミー」をご紹介しましょう。

「インターナショナル・ウィンチュン・アカデミー」、漢字で書くと「詠春武術学院」ですが、　ナビも現地のフリーペーパーに掲載された勇ましそうな写真に興味津々。しかも通常の語学学校と同様、フルタイムで就学する留学生には学生ビザとパートタイムワークビザを申請できるらしいのです。英語をマスターするのと同様、シドニーでカンフーをマスターするのもひとつの道かも・・・と勝手に想像を豊かにしたナビ、百聞は一見にしかず、教室を見学することに。しかも教室には日本語で対応してくれる日本人女性もいるということで、勇気も倍増！

便利な場所で毎日トレーニング！
場所はチャイナタウンの北側、サセックス・ストリートとリバプール・ストリートの交差点近くにあります。普通のビルの中ですが、教室を入ると正面に受付があり、それ以外はまさに道場。正面には師匠らしき人の写真や、カンフーで使う武器が飾られていたりします。

つわもの達の熱気あふれる教室！　
こちらのアカデミーの創始者は馮傳強(ジム・フン)師範。詠春の創始者8代目の弟子としてオーストラリアにカンフーを伝えるため、1973年にアデレードから始まった教室はシドニー、ゴールドコーストと支部も増えて拡大。現在は人口の集中するシドニーがその中心になっていますが、ほかの２校も盛んなレッスンが行われているとのこと。　

中には女性もトレーニングに来ていました。「護身用」といって、カンフーを身につけたい、という女性入門者が多いそう。

無料でお試し授業が受けられるというので、ナビも試しにやってみることに。太極拳は１年ほど習っていたことがあるのですが、カンフーはキック、パンチ、受身など、動きが激しい武道のひとつで、空手と近いものと考えたほうがよさそうです。

「黒帯」へのカリキュラムも整っています　

カンフーの階級、柔道のような「段」などはあるのかどうか、「黒帯」のようなものは存在するのか、分からなかったのですが、それに相当するカリキュラム表があります、。まず、入門者は「Grade1」。基本的なセオリーと簡単な型を習得するのに約２か月。それから「Grade2-4」は攻撃、武器へのディフェンスなどのスキルを高める階級で、各階級で4か月かかるとのこと。それをクリアしたらトレーナーへの道が開けてきます。3カ月ほどの「Pre-Level1」へ進み、「Level1」からはいわば「黒帯級」ということになり、トレーナーとしても活躍できるようになると同時に、さらに武器などの技を磨き、「Level６」となると、マスターの称号が与えられる、とのこと。

上級者への道は厳しいけれど、十代のあどけない男の子からミドルのマスターまで、フレンドリーな仲間が集まっているので、仲間を作ったり、英語の練習をするのにもちょうどいい環境かも。

トレーナーが「木馬」の技を披露　
道場の隅に、木組みの道具のようなものがあります。「これを敵に見立てて、攻撃の型を練習するのさ」とひとりのトレーナーが前に立って披露してくれました。それがまたスピード感があって、カッコいい！その姿につい見とれてしまいます。これは先ほども出た階級でいえば「Level 3」を習得した者が鍛える道具なのだそうです。

カンフーに興味のある方、体を鍛えてみたい方は、のぞいてみてくださいね。シドニーナビでした！